「ごはんを全然食べない」
「夜なかなか寝てくれない」
「生活リズムがぐちゃぐちゃ」
イヤイヤ期に入ってから、
こんなことで悩んでいませんか?
食べない・寝ないが続くと、
「このままで大丈夫?」
「私のかかわりが悪いのかな」
そう不安になりますよね。
でも実は、
イヤイヤ期の「食べない」「寝ない」は
発達の途中だからこそ起きる、とても自然な姿なんです。
この記事では、
イヤイヤ期に生活リズムが崩れやすい理由と、
ママが少しラクになる考え方・整え方を、
保育士・ママ視点でお伝えします。

イヤイヤ期に「食べない・寝ない」が起きる理由
イヤイヤ期は、感情が優先され、欲求が強く表に出てくる時期です。
「お腹が空いた」
「眠い」
そんな感情があっても、それをうまく言語化できません。
だから、食事や睡眠のタイミングが、
子どもの気持ちではなく大人の都合で進むことで
イヤイヤが爆発しやすくなります。
またイヤイヤ期は、
周囲の刺激や状況にも過敏になりやすい時期。
いつも以上に、脳も心もフル稼働しています。
その結果、疲れすぎてしまい、
・食べられない
・寝れない
という状態になることも、決して珍しくありません。
食べない・寝ない問題も、
イヤイヤ期という発達段階を知ることで、少し見え方が変わります。
イヤイヤ期の基本については、こちらで詳しく解説しています。
▶イヤイヤ期とは?
食べないことは「わがまま」ではない
イヤイヤ期の子どもの脳は、
必ずしも食事に集中できる状態ではありません。
✅ 量が多すぎる
✅ まだ食べたい時間ではない
✅ 周囲が気になって落ち着かない
こんな理由で、食べすすまないこともよくあります。
食べないことは「わがまま」ではないと、
ママが分かっていることが大事。
無理に食べさせることはぜず、
体調をよくみてやりながら、焦らず食事ができる環境を整えてあげましょう。
寝ないのは「感情が処理しきれていない」だけ
イヤイヤ期に、
スムーズに寝られないのは、あるあるです。
✅ 昼間の興奮が残っている
✅ 気持ちの切り替えができていない
✅ 安心できる状態になれていない
こうした理由から、
寝る体制に入れない子も多いのです。
安心した環境ではないと感じ、
寝ることに違和感を感じています。
こんなときに、無理に寝かせようとすると、
かえって逆効果になることも。
まずは、
「寝られないことは、悪いことではない」
という視点を、ママ自身が持っていてくださいね。
▶食事や睡眠と同じように、生活習慣も感覚の影響を受けやすいです。

「食べない・寝ない」時の対処法
イヤイヤ期の子どもが、
食べない・寝ないのは「あるある」。
頭ではわかっていても、
心配になってしまうのがママの本音ですよね。
ここでは、「どうにかしなきゃ!」と
がんばりすぎてしまうママの心が
少し軽くなるマインドとかかわり方を
お伝えします。
イヤイヤ期は「食べたがらない」もの
こう考えるだけで、きっとラクになるはず。

食べない日は、食べなくてOK
子どもに「今日はほとんど食べなかったな…」
そんな日があっても大丈夫。
無理に食べさせる必要はありません。
「お腹が空けば食べる。」
それくらい、少し肩の力を抜いたマインドでいることが、イヤイヤ期にはとても大切です。
「一口でも食べようね」
この声かけも、いったんお休み。
「こうしなきゃ」という思い込みを手放す勇気が、
イヤイヤ期を乗り切る助けになります。
食卓の雰囲気がいちばん大事
食事で大切なのは、実は「量」よりも雰囲気。
ママやパパが楽しそうにごはんを食べている姿を見ると、子どもは自然と寄ってきます。
そんなときは、マナーはいったん無礼講でOK。
「食べてみる?」と、
あ~んと口にいれてあげるだけで十分です。
食事=楽しい時間と感じられると、
イヤイヤは少しずつ減っていきます。
気づいたら、自分から座って
一緒に食べていることもありますよ。
イヤイヤ期は「寝たくない」もの
イヤイヤ期の脳は、活発。
タイミングを失うと、寝るモードになかなか入れないのがイヤイヤ期の特徴です。

寝る前ルーティンで安心感をつくる
スムーズな入眠のポイントは、
安心できる流れを毎日つくること。
たとえば———
・絵本を読む
✅ お気に入りのおもちゃをひとつ持って行く
✅ お水を少し飲む
✅ ママとぎゅ~っとする
このような簡単なルーティンで十分です。
毎日同じ流れを繰り返すことで、
「このあとは寝る時間なんだ」と
体と心が自然に切り替わっていきます。
「寝かしたら〇〇しよう」は手放す
「子どもが寝たら、○○しよう」
この考えは、イヤイヤ期では手放しましょう。
期待している分、寝てくれなかったときの
絶望感が大きくなってしまうからです。
ママの焦りは、不思議と子どもにも伝わり、
余計に眠れなくなる…というのも、あるあるです。
長引いたら途中でやめる勇気も必要
何をしても寝ず、あまりに時間がかかるときは、
一度リセットするのもひとつの方法です。
「ちょっと起きて、絵本読もうか。」
そうやって気分を切り替えてみましょう。
すると、途中でこくり…なんてことも、実はよくあります。
これは、保育園でも実践している方法です。
寝かせなきゃ!より、
まずは気持ちを落ち着かせましょう。
それだけで、夜のしんどさは変わってきますよ。
毎日の食事や寝かしつけがうまくいかないと、ママの気持ちも限界になりますよね。
怒ってしまって自己嫌悪になるときは、
こちらの記事で少し肩の力を抜いてみてください。
▶怒ってしまったママへ
実例:保育現場での寝かしつけのリアル
入眠前に、テンションは上げないことが鉄則。
保育現場でも、午睡前は静かにすごし、部屋を少し暗くします。
保育士は、声のトーンを下げ、ゆっくりと話し、
できるだけ刺激を与えないようにかかわります。
そうすることで、
子どもの気持ちは自然と落ち着き、
脳と心が「寝るモード」に切り替わる準備ができます。
また、日中に十分に体を動かすこともとても大切。
身体だけでなく、感情もしっかり発散させておくことで、
脳がほどよく疲れ、入眠しやすくなります。
実はこれ、特別なことではなく、
お家でもできることばかり。
✅ 寝る前は静かな時間を意識する
✅ 声を低く、ゆっくり話す
✅ 日中は思いきり遊ばせる
この積み重ねが、
「寝ない…」を少しずつ減らしてくれます。
無理のない範囲で、
できるところから取り入れてみてくださいね。
まとめ|食べない日も寝ない夜も、イヤイヤ期の正常運転

イヤイヤ期に起きる「食べない」「寝ない」は、
しつけができていないからでも、
ママのかかわり方が間違っているからでもありません。
この時期の子どもは、
感情が先に動き、脳も心もフル稼働。
疲れすぎて、
うまく食べられなかったり、
うまく眠れなかったりするのは、
とても自然なことです。
食べない日は、食べなくていい。
なかなか寝ない夜があっても、大丈夫。
「こうしなきゃ」を少し手放して、
子どもの状態を見守るだけで、
イヤイヤは少しずつ落ち着いていきます。
保育現場でも———
食事は無理に食べさせない
楽しい雰囲気で食事をする
入眠前は刺激を減らす
日中はしっかり遊ぶ
この積み重ねを大切にしています。
子どもは、ちゃんと育っています。
泣くのも、拒否するのも、
成長の途中にいる証拠。
今日うまくいかなくても、
それは「失敗」ではありません。
がんばっているママへ✨
少しだけ肩の力を抜いて、
「今はそういう時期なんだな」と、
そう思えたら、それで十分です。
イヤイヤ期は、必ず終わります。

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