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【保育士歴15年が教える】入園前に確認しておくべきこと10のポイント

入園前の確認

入園前の準備といえば、持ち物の確認や名前書きだけができていれば「よし!完璧。」と思っていませんか?

でも実は、それだけじゃ足りないんです。

あとから「えっ、そんなこと知らなかった…」とならないように。
保育士歴15年の私が、「入園前に確認しておくと、絶対に助かること」を10項目にまとめました。
入園前に、何なら園見学の時に、ぜひ園に確認しましょう。

幼稚園・保育園の面談時には、このリスト記事を活用してください。

チェック
目次

① 時間・早朝延長保育の料金と土曜保育利用

園によって、保育園が利用できる時間が違います。
5時以降は園によって延長利用の最長時間が違いますので、確認が必要です。

延長利用

延長保育として預かってくれる時間が、園によって違います。
利用料金も異なります。
保育料は無料でも、延長保育料金は、個人負担となりますので、
お迎えが5時以降になるお仕事をされている場合には、必ず確認しておきましょう。

ちなみに、私の園は6時から6時30分までは300円。7時までは500円です。
毎日6時半以降のお迎えになると、500円×20日で、月に10000円となります。

毎日利用となると、家計に大きく影響します。
しかしフルタイムで働いている方は、利用せざるを得ないですから、料金はできるだけ抑えたいですね。

土曜保育

こちらも、利用方法が園によって違います。
通常保育とは利用できる時間も異なる園が多いので、確認が必要です。

また、給食の有無も重要なチェックポイントです。お弁当持参となると、親の負担も増えますね。

② 送迎時間・場所・ルール

送迎時間が決められていたり、送迎する人数を制限していたり、園によってルールが様々です。

門での受け渡しなのか、部屋の中まで連れていくのか。
かかる時間が違いますので、仕事行く前には重要な事項ですね!

車での送迎が基本の地域は、駐車場がどこにあるのかも、しっかり確認してください。
つい先日、辛いニュースがあったばかりですからね。
yahooニュース(保育園駐車場で1人歩いていた1歳園児がはねられ死亡)

安全面の確認はとても大切です。

③ 欠席・遅刻の連絡方法

園によっては、アプリを使用したりするところも増えていますが、
うちの園は、いまだ、電話連絡です。

給食の兼ね合いなどで、「〇時までに連絡を入れてください。」と決められていますので、
そちらは確認したほうがいいと思います。

「休みだ~♪」とお子様と一緒にきもちよ~く寝ていると「今日どうされました?」と園から連絡が来てしまい、
寝ぼけ眼で電話に出る…なんてこともありますので注意しましょう。

あと、遅刻の連絡も入れておかないと、給食が用意されない!なんてこともありますので気を付けてくださいね。

④ お昼寝布団・持ち物・保管方法

昼寝布団

お昼寝布団の有無

お昼寝布団は、園によって違います。
布団サイズや厚みまで指定している園もあれば、ベットレンタルしているところもあります

自分の布団を持って行く園がいいのか、レンタルさせてくれる園がいいのか…。

自分で持参するなら洗濯の手間があり、レンタルにはコスト発生など、
メリット・デメリットはどちらもありますね。

持ち物

通園カバンや着替え袋などの持ち物は、どのようなものを持って行くのでしょう。

・園で指定されているものを購入なのか
・市販の物なら何でもよいのか
・手作りでないといけないのか

このあたりの確認もしておくといいと思います。
指定の物は金額的に負担は増えますし、手作り限定にされてしまうと手間はかかりますよね

タオルや、食事エプロン・おしぼりなども、1日に使う枚数をきちんと確認してください。
また、衛生面が気になるときには、どんなふうに保管されているのか聞いておくと安心できると思います。

⑤ 慣らし保育の期間・スケジュールの柔軟さ

園に慣れるまでの、慣らし期間はさまざまです。
始めに話のあった日数できっちり終わる園もあれば、子どもの様子によって少しずつ時間を延ばしていく園もあります。

職場復帰のタイムリミットなどもあるでしょうから、こちらはしっかり確認しておいた方がいいですね。


慣らし保育で泣いてしまうわが子に不安を感じている方はこちらを合わせてお読みください。
【慣らし保育】いつまで泣くの?

⑥ 食物アレルギー・体調管理のルール

アレルギー

アレルギー児への対応

アレルギーがある子を持つお母さんたちは、一番気になるところですよね。

・除去食対応があるのかどうか
・栄養士に相談可能かどうか

受け入れ態勢や、対応の仕方、こちらも園によりますので、きちんと確認してください。

「給食は出せませんので、毎日お弁当持参になります。」という園もありますからね。

集団生活での体調管理基準

体調管理のルールも園により様々なルールが決められています。
一例として、あげてみます。

・発熱3〇度以上でお迎えの連絡
・発熱から24時間は様子をみる(発熱の翌日はお休みしてもらう)
・嘔吐下痢は、便が普通便に戻るまで登園不可
・感染症が流行している時期は、兄弟家族が熱がある場合には感染のリスクを避けお休みしてもらう

このように、園によって独自のルールを設けているところも多いですので、事前に聞いておくべきですね。

⑦ 保護者会・行事・役員制度の有無

これらも、働くママ・パパには重要事項ですよね。

・保護者会として参加すべきものは年に何回程度あるのか
・また保護者会費はいくらなのか
・行事は、平日なのか土日なのか
・行事参加は、強制なのか自由参加なのか
・役員は、どんなふうにめぐってくるのか。断ることはできるのか

この点は確認しておいた方がいいですね。

⑧ 園の保育方針・クラス人数・タイムスケジュール

保育方針

園の方針は、本当に様々です。

私が知る限りで、こんな方針の園もあります———

・裸足保育
・先生を「ちゃん付け」呼び
・行事たっぷり/行事ほぼなし
・スイミング・体操・英語などの実施

課外活動が充実している園もあります。
戸外遊びなどせずに、室内活動メインの園などもあります。
お子様にあった園を選べるといいですね。

クラス人数・担任の配置人数


クラス人数は、園によりますが、年齢の子供の人数により、国で保育士の配置基準が決められています。
中には余裕をもった保育士を配置している園もありますが、ぎりぎりの人数で運営している園もあります
お子様が入るクラスは、何人の保育士で対応しているのかをよく聞いてみてくださいね。

生活時間

入園前に、園のタイムスケジュールを聞いておくのも大切です。

・午前のおやつ/午後のおやつ
・給食
・午睡

これらの時間を把握していることで、入園前に同じ時間で生活リズムを整えておいてください。
時間の流れが同じであれば、比較的スムーズに園生活が始められると思います。

⑨ 進学先

ランドセル

卒業生の就学先の情報は、意外と重要だと思います。
同じ小学校に行く子が1人もいないと、不安に感じるタイプの子もいるでしょう。

ママやパパも、同じ園から進学先が一緒の子がいれば、相談とかもしやすいですよね。

⑩ 先生との連絡の取り方

保育士

担任の先生との連絡手段や、子どもの様子などを確認したいときなどのようなやり方があるのか確認しましょう。

・連絡ノートなどは、何歳児まで利用してくれるのか
・朝の受け入れは、担任なのか全体なのか
・送迎の時に先生と話せる時間があるのかどうか



不安なときには、どうすればよいのか、事前に尋ねておくと安心ですよね。

まとめ|入園前に聞くべきことは、実は結構ある

保育士と散歩

入園準備というと、「持ち物」や「名前書き」に目がいきがちですが、
実は本当に大切なのは、”日々の生活に直結するルールや環境”を事前に知っておくことです。

これを知っているかどうかで
・入園後の「こんなはずじゃなかった…」を減らせる
・園との信頼関係も築きやすくなる

そんなメリットがあります。

ママやパパが不安なく園生活をスタートできれば、
それはきっと、お子さんにとっても大きな安心感となるはずです。

「でも、どうしてこんなルールがあるの?」そんなふうに感じる方のために、
次回【園ルール|保育士目線の裏事情】の記事を執筆中です!
公開できたら、こちらにリンクを追加しますので、お楽しみに(^^)

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この記事を書いた人

高校生と中学生の娘を持つ40代ママ。
幼稚園教諭を経て、今は現役保育士として奮闘中。

子育て中のママ。保育士ママ。
同じように悩めるママたちへ。
保育士だから見える子育て話。子育てと保育のリアル体験談。
子育てはてきと~でも、なんとか育っている娘たちの話。

いつでも笑える"自分"でいたい。
そんなふうにたくさんのママが笑顔になれるエピソードを発信してます。

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