「朝の支度が進まない」
「家でだけ何でもイヤ」
「時間がないほど崩れる」
イヤイヤ期真っただ中の朝。
出かける前から、もうぐったり…そんなママ、
本当におつかれさまです。
イヤイヤ期の朝は、
子どもはまだ脳も気持ちも起ききってない状態。
一方でママは、
時間に追われて余裕がなくなりやすく、
お互いにイライラが重なりやすい時間なんです。
だから、朝の支度でイヤイヤがひどくなるのは
珍しいことではありません。
これは、イヤイヤ期によくみられる
典型的なパターンなんです。
この記事では、
・なぜ朝や家ではイヤイヤが激しくなるのか
・朝の支度を少しでもラクにする具体的な工夫
を、保育士として、実際にイヤイヤ期を乗り越えたママとして、経験をもとにお伝えします。
「毎日完璧にできなくていい」
そう思えるヒントを、持ち帰ってもらえたら嬉しいです。
このブログは、
朝からうまくいかなかったママが、
「それでも大丈夫」と息をつける場所でありたいと思っています。

イヤイヤ期、朝や家で「なんでもイヤ!」がひどくなる理由
まずは、なぜイヤイヤ期は、
朝や家の中で「なんでもイヤ!」が激しくなりやすいのか、その理由からお話します。
「朝になるとイヤイヤがひどい」
「外は大丈夫なのに、家だと崩れる」
これには、ちゃんとした理由があります。
イヤイヤ期は「自分で決めたい」が一気に強くなる
イヤイヤ期が始まるのは、
一般的に1歳後半~3歳頃。
この時期、子どもの中では
「自立心」が一気に育ちます。
「なんでも自分でやりたい!」
「自分で決めたい!」
そんな気持ちが、急激に強くなるのです。
心理学の発達理論でも、
1〜3歳頃は「自分でやりたい」という自律性が育つ大切な時期だとされています。
でも実際には、
身体の使い方も、手先の器用さも、判断力も、
まだまだ発展途中。
やりたい気持ちはあるのに、思うようにできない。
気持ちは大きく育っているのに、
言葉や体のコントロールが追いつかない。
この理想と現実のズレが、
子ども自身の中で、大きなストレスになります。
成功体験がまだ少ないのに
失敗することに納得できない。
そのモヤモヤした気持ちが、
「イヤ!」という形で溢れ出る。
それが、イヤイヤ期なのです。
イヤイヤ期の朝は、脳も心もなかなか起きていない
朝の時間帯は、
大人でも頭がぼ~っとしますよね。
私なんて、半分寝たままお弁当箱にご飯を詰めます。
それからトイレに行き、やっと8割目覚める感じです。(笑)
子どもにとって朝は、
脳も心も、まだ完全に目覚めていない時間。
✅判断する
✅気持ちを切り替える
✅次の行動に移る
こうした力が、まだうまく働きません。
その状態で、
「早くして」
「次はこれ」
「もう時間だよ」
そう指示が重なると、処理しきれなくなり、イヤイヤが爆発しやすくなります。
だから、
朝の支度でイヤイヤがひどくなるのは自然なこと。
ママのしつけや、育て方が原因ではありません。
イヤイヤ期の「朝が地獄…」問題は、
家だけでなく外出先や生活習慣リズムともつながっています。
外でのイヤイヤ、生活習慣のイヤイヤに悩んでいるママは、こちらも参考にしてみてください。
▶外出先でのイヤイヤ対策
▶お風呂・歯磨き・顔洗いを嫌がる
イヤイヤ期の朝支度をラクにする3つの具体例

朝こそ、イヤイヤしてほしくない。
そう願うママは、本当に多いですよね。
でも、イヤイヤ期の朝は
「気合」や「根性」で
どうにかなるものではありません。
やり方を少し工夫するだけで、朝のイヤイヤは確実に減らせます。
ここでは、
園児にもわが子にも効果が高かった
朝支度をラクにする具体的な工夫を
3つ紹介します。
①イヤイヤ期の選択肢は2択まで(服・朝ごはん)
イヤイヤ期の子どもは、
「自分で選びたい」という気持ちがとても強いです。
でも、
✅全部の中から選ばせる→時間がかかりすぎる
✅ママが決める→「イヤ!」と拒否される
このどちらも、朝はつらいですよね。
そこで効果的なのが、2択ルールです。
「赤い服と青い服、どっちにする?」
「パンとおにぎり、どっちがいい?」
選択肢を2つに絞り、選択させることで、
子どもは「自分で決めた」という満足感を得られます。
納得して選んだものは、
イヤイヤしにくくなるのが特徴です。
②イヤイヤ期は、前日準備で朝の判断を減らす
朝のイヤイヤは、
判断する回数が多すぎることでも起こります。
そこでおすすめなのが、
前日のうちに「選ぶ」を済ませておくこと。
夜の余裕がある時間に、
「明日のお洋服、どれにする?」
「タオルはどれを持っていこうか?」
こう声をかけるだけで、イヤイヤ期の子どもは
「自分で決めた」という達成感を感じられます。
朝は、
「これ、○○くんが選んだお洋服だね。かっこいいね!」
と声をかけるだけ。
朝は決める時間ではなく、
「実行するだけ」にする。
これが、イヤイヤを減らす大きなコツです。
③イヤイヤ期の声かけは「早く!」より「一緒にやろう」が有効
忙しい朝ほど、つい口から出てしまう言葉が
「早く!」。
でも実はこれ、
イヤイヤ期の子どもには逆効果になりやすい言葉です。
指示や急かしは、「やらされている」と感じさせ、
反発を生みやすくなります。
そんな時は、
「一緒にやろう」
「これ、ママとやってみようか」
と、並行してかかわる声かけがおすすめ。
ママが横に一緒にいてくれるだけで、
子どもは安心し、やる気を取り戻しやすくなります。
朝こそ、完璧を目指さなくて大丈夫。
少しだけかかわりを変えることが、
朝のイヤイヤを減らす一番の近道です。
家でできるイヤイヤ期を乗り越えるコツ
ここでは、イヤイヤ期を乗り切るために、
お家ですぐに使えるコツを紹介します。
どれも特別な道具やスキルは必要ありません。
ママの言動を少し変えるだけで、
家でのイヤイヤはぐっと減らせます。
イヤイヤは、ママの予備時間をつくるだけで激減する
イヤイヤ期を乗り切るために、
一番大切なのは、ママの心の余裕です。
この時期は、
「子どもをどうにかしよう」とするよりも、
ママが先に動くことがポイント。
✅ 子どもが起きてくる前に、自分の準備は終わらせておく
✅ 朝ご飯は、可能なら先に食べておく
そうやって先回りしておくだけで、
子どもと落ち着いてかかわれる時間が生まれます。
「ギリギリ」「間に合わない」という焦りは、
ママのイライラを強め、
それがそのまま子どもに伝わってしまいます。
5~10分の予備時間をつくるだけで、
朝の空気は驚くほど変わりますよ。
イヤイヤ期は、やることを「見える化」がおすすめ
イヤイヤ期の子どもは、
「次に何をするのか」が分からないと、
強い不安を感じやすくなります。
だから、やるべきことを
「見える化」するのがおすすめ。
絵カード
順番カード
簡単なイラストメモ
これらを使って、
「次はこれ」「終わったら次」と
流れを目で確認できるようにしましょう。
イヤイヤ期の子どもは、
とにかく指示されることを嫌がりやすい時期。
ママが言葉で指示するよりも、
カードを見て自分で判断できる形にすると、
イヤイヤが起きにくくなります。
イヤイヤする子の「やりたくない」の理由を理解し受け入れる
イヤイヤ期の子どもは、
とにかく何でも「イヤ!」と言いがち。
でも、それはわがままではありません。
✅眠い
✅疲れている
✅うまくできない
✅失敗するのが不安
これらすべて、
発達途中だからこそ生まれる感情です。
「やりたくない」という言葉の裏には、
ちゃんと理由があります。
子どもの気持ちを無視して、
無理に進めるのはNG。
「そっか、イヤだったんだね」
と一度受け止めてあげるだけで、
子どもは安心し、行動に移りやすくなります。
余裕があるときだけで大丈夫。
寄り添うかかわりが、
イヤイヤ期を乗り切る力になります。
イヤイヤ期の行動は、子どもの発達途中で起こるもの。
朝のイヤイヤだけでなく、食事や睡眠にも影響することがあります。
「食べない・寝ない」がつらいときは、こちらの記事もどうぞ。
▶食べない・寝ない時の対処法
保育士ママの実体験|家でよくあるイヤイヤ事例3選
ここでは、
保育士として、そして2児を育てた母として
実際に見てきたイヤイヤ期の「あるある」行動を紹介します。
イヤイヤ行動は、特別なものではありません。
どの子にも起こる、ごく自然な発達段階です。
「うちの子だけじゃないんだ」
そう気付くだけでも、
ママの気持ちは少し楽になりますよね。
①イヤイヤ期は感覚が敏感
イヤイヤ期の子どもは、
とにかく感覚が敏感になります。
✅ 靴下の中の糸
✅ 洋服についているタグ
✅ 素材のチクチク感
大人が気にならないことでも、
子どもにとっては不快感になることがあります。
取り除けるものは、
できる限り取り除いてあげましょう。
②イヤイヤ期はなんでも「一番」がいい!
イヤイヤ期の時期は
「一番」が大好きな時期でもあります。
「○○くんが一番にやっていいよ」
「一番にできたね」
そんな声かけだけで、
驚くほどスムーズに動けることがあります。
③イヤイヤ期は「こだわり」がMAX
すべてのことにこだわりが強くなるのも
イヤイヤ期の特徴。
「…ああ、またそれ?」
とママは困惑しますが、
そのこだわりこそ、成長の一部です。
できる範囲で応えてやることは大切。
ただ、どうしてもできないこともありますよね。
そんなときは、
「ごめんね。ママもそれはできないんだ」
「残念だったね」
と、できないことを正直に伝えつつ、気持ちを共有しましょう。
「ママはわかってくれている」
その安心感だけで、納得できることも多いですよ。
イヤイヤ期の朝に「ママじゃなきゃイヤ!」が出やすい理由
朝は、大人でも頭と心が完全には目覚めていない時間帯。
イヤイヤ期の子どもにとって、
朝は一番不安定になりやすい時間です。
だからこそ、一番安心できる存在である
ママを強く求めるようになります。
「パパがやってあげようか?」
と手を差し伸べてみるも、
このタイミングでは逆効果になることも。
まずは、子どもの気持ちを理解し、
安心を優先してあげることが大切です。
落ち着いた後で、
少しずつパパにバトンタッチしていけばOKですよ。
パパ嫌期については、こちらの記事で詳しくお話ししています。
▶パパ嫌い!なぜ起こる?
イヤイヤ期はうまくいかない朝があっても大丈夫

朝は、ママも時間に追われ、
どうしても余裕がなくなる時間帯。
だからこそ、その時間の毎日戦わなくて済むよう、事前対策を心がけることが大切です。
でも、どんなに対策しても、
毎日うまくいくわけではありません。
うまくいかない朝があっても、
そのたびに「なんでできなかったんだろう」と
自分を責めなくても大丈夫。
朝のイヤイヤは、
ママの失敗ではありません。
大人だって、目覚めのいい日と、そうじゃない日があるように、
子どもにもその日のコンディションがあります。
イヤイヤ期の子どもは、
その波が少し大きいだけ。
だから、1日のうち、
ひとつでも対策がうまくいけば、それでOK。
成功ハードルは、
思い切って最低まで下げてしまいましょう。
完璧じゃなくていい。
無理をせず、できる範囲でかかわっていくことが
イヤイヤ期を乗り切るいちばんの近道となりますよ。
まとめ|イヤイヤ期の朝は「準備」と「選択」でラクになる

イヤイヤ期の子どもが、
朝起きてすぐから「イヤ!」が始まるのは、発達上自然なことです。
決して、ママのせいではありません。
ほとんどの子どもが通る、成長過程での行動です。
だからこそ、
イヤイヤ期の特性を理解したうえでかかわることが大切。
イヤイヤ期の子どもは、
「自分でやりたい」気持ちが強いけれど、
自分で考えて判断する力は、まだ発達途中です。
そのため、
朝の支度で判断する場面が多いほど、
イヤイヤは増えやすくなります。
服や持って行くものをあらかじめ準備しておく
選択肢は2択にする
朝は「考える」より「実行」だけにする
こうした小さな工夫を重ねることで、
朝のイヤイヤは確実に減っていきます。
言葉かけやかかわり方を、ほんの少し変えるだけで、「朝がつらい時間」から
「なんとか乗り切れる時間」へと変わっていきますよ。
がんばるママへ✨
「朝がつらい」と感じるほど、
あなたはちゃんと子どもと向き合っています。
イヤイヤ期は、必ず終わりがきます。
今は大変でも、
今日できなかったことは、また明日で大丈夫。
完璧を目指さず、できることを、できる範囲で。
気長に、少しずつ付き合っていきましょうね。

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