保育園選び、迷いますよね。
職場の近くがいいのか…
家から近い方がいいのか…
でも、それだけじゃない。
だって、子どもが1日の大半を過ごす保育園。
“質の悪い保育園”になんて入れたくはない!
「…でも、正直どこを気を付けて見ればいいのかわからない。」

そんな不安を抱くママに、園見学の際にぜひ見てくるべきポイントをお伝えします!
幼稚園4年
公立保育園1年
ブラック園10ヶ月
民間保育園11年目
さまざまな現場を経験した現役保育士が、悪い保育園の見分け方を紹介します。


「質の悪い保育園」をしっかり見極めよう


保育園に通うのに、“いい保育園”の基準は、人それぞれだと思います。
・バスの送迎がある。
・英語教室をやっている。
・体操教室がある。
・少人数でよく見てくれる。
など、どれを重視したいかは、ご家庭によって違います。
しかし、“質の悪い保育園”には入れたくない!と思う気持ちは、どのご家庭も同じです。
だって、大切なわが子を毎日預けるのですから、子どもが安心安全に過ごせる場所でなくては困りますよね。
入園してから気付いても、なかなか転園先は見つからないもの。そうなると我慢するしかない。
そんなことにならないために、“質の悪い保育園”を園見学で見抜ける視点を、教えます!
質の悪い保育園の見極め方10選
親の立場、そして現役保育士の立場から、園見学をする際に見るべきポイントをお伝えします。
良い園・悪い園をしっかりと見極め、親子にとって良い園をみつけましょう!
質の悪い保育園の特徴① 園見学の日程を指定する


園見学の日付が決められている園は…
明らかに保育士不足
園長先生が不在がちな園は、体制に問題があります。
何かあったときには、誰がどのように対応してくれるのかを確認しておくべきですね。
また、指定した日だけパートの先生や派遣の時間を伸ばし、保育士の数を確保しているんです。
保育士不足を隠すために、そうしている園もありますので、日程を指定してくる園は要注意です!
質の悪い保育園の特徴② 園長先生の自慢が多い・園児との関わりが少ない
「うちの園では、これをやらせてます!」
「うちの園には、こんなすばらしい特徴があります。」
など、子ども主体というよりは、園の魅力や設備などを、自慢気に話す園長先生がいます。



ちょっと信用できないよね~
また、子どもたちから「えんちょうせんせ~♪」との声が聞こえてこない園は…心配です。
やはり、園長先生が率先して子どもたちと関わっている園は、子どもたちのことを良くみてくれている園だといえます。
質の悪い保育園の特徴③ 職員の表情が暗い・冷たい


保育士の表情は、超重要です。
保育士が生き生きと仕事をしている園は、子どもたちも生き生きしています。
だからこそ、保育士の表情が暗い園は…人間関係がうまくいってないと言えるでしょう。



先生たちが楽しそうじゃなきゃ、子どもたちは楽しくないよね…
人間関係をうまく築けていない大人たちが、子どもとの関係をうまく築けるはずがないのです。
また、子どもへの関わり方は、外で遊んでいる様子などをみてみてください。
子どもそっちのけで、職員同士で話している園は…もう論外ですね。
質の悪い保育園の特徴④ 子どもたちが楽しくなさそう


子どもたちが、先生の周りにあまりいなかったり、楽しそうな表情が見られない場合は、要注意。
見学されている時間だけ、無理にお利口にさせられていることもあります。
明らかによそよそしさがあったり、先生の視線を感じおどおどしたりする様子があったりしたら、子どもにとっては窮屈な環境なのでしょう。
また”見学用の保育”が見えてしまったら…それは、オススメできません。
質の悪い保育園の特徴⑤ お部屋の整理整頓が行き届いてない


整理整頓がされていない園は、やはり怪我事故が多いです。
おもちゃが床に溢れていたり、絵本が飛び出ていたり。
どのように収納されているかも重要です。
ロッカーや、荷物の置く場所はどうなっているのかなども、よく見てみてください。



荷物をつっこまれただけのロッカー…だれも直さないのかな。
持ち物の管理の仕方などが適当な園は、お子様を預けるのは、不安になりますよね。
保育士不足で、整理整頓まで手が回らないということも、考えられます。
質の悪い保育園の特徴⑥ 水回りの配置や衛生環境がよくない


トイレや水道が、お部屋のどこに作られているのかも、重要です。
清潔に保たれているのか、危険はなさそうかなど、よく見てください。
幼児組になると、スリッパや手洗い後のタオルなども使用します。
スリッパなどきちんと整頓されているのか、タオルはどのように管理されて使われているのかなども、チェックポイントですね。
質の悪い保育園の特徴⑦ 若い先生が多い・常に求人情報が出ている
若い先生が多い園は、要注意です。
それだけ、長く勤務している職員が少ないということですからね。


その園の求人情報なども、チェックしてみてください。
常に職員を募集している園は…いつでも保育士不足ということです。
なぜ続かないのか…。やはり、環境がよくないということですよね。



私が働いてたブラック園も、10か月で5人辞めていきましたからね…
質の悪い保育園の特徴⑧ おもちゃが少ない・劣化している


子どもの数に対して、明らかにおもちゃが足りないと、トラブルの原因となります。



自分の好きなもので遊べなくて、取り合いになったりしちゃうよね~
また、年齢に合ったおもちゃがあるのかどうかなども見れるといいですね。
乳児組にあまりにも細かいおもちゃが置いてあったりしたら、きちんと子どものことを考えれていないとみてとれます。
経営状態…大丈夫?
だいぶ古そうなおもちゃを使っている
ボロボロの絵本を見せている
新しいものが良いということではありませんが、あまりに劣化したり老朽しているものを使わせているのは、不信感がわきますね。
質の悪い保育園の特徴⑨ 明らかに空間が狭い


保育室や園庭は、子どもの人数にとって活動するには十分な広さであるかどうかも重要です。
園庭は、子どもが遊ぶのに十分な広さがあるのか
目で見て、「多いな…」「狭いな…」と感じてしまうくらいでは、十分な広さとは言えませんね。
質の悪い保育園の特徴⑩ 安全対策が不十分
・門の施錠がきちんとあるのか
・駐車場は、どのような位置に作られているのか。道路状況は安全であるか
・遊具は乳児幼児の年齢に適しているものか
これらも必ずチェックしましょう。
子どもを預ける場所に、安全面での不安があったら困りますね。
まとめ


今回は、保育園選びに迷っている保護者に向けて紹介しました。
「質の悪い保育園」の特徴と、良い園・悪い園の見分け方を、現役保育士が紹介しました!
今回の内容をぜひ頭に入れて、保育園見学の際には園内をよくチェックしてきてくださいね。
保育園は、親が唯一選べる「集団生活のはじまりの場所」です。
小学校・中学校は、学区で決まっていますし、高校・大学は、きっと子ども自身で選びますよね。
だからこそ、悩みます。
子どもにとっての初めての集団生活が、楽しいところであれと願うのですから。
子どもが楽しく、安全に過ごせるように、良い園・悪い園をしっかりと見極めましょう。
あなたたち親子にとって、より良い園をみつけてくださいね!
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