「パパ嫌い!ママがいい!」
こんな言葉を、急に言い出したわが子に戸惑ったママ、きっと多いですよね。
何をするにも、「ママじゃなきゃイヤ!」
この言葉が嬉しいと思うよりも、正直しんどい。
イヤイヤ期がやっと落ち着いたと思ったら…
「次はパパ嫌期ですか?」と、
ため息が出ちゃう日もありますよね。
パパが悪いわけじゃない。
わかっているのに、全部自分に降りかかってくるそのしんどさに、心折れそうになるのは当たり前です。
私自身も、娘を育てる中で
この「パパ嫌期」にはぶち当たりました。
さらに、保育士としても女の子の保護者からこの相談を受けることが多いです。
だからこそ、はっきり言えます!
3歳頃の女の子の「パパ嫌い!」は、
あるあるなのです。
この記事では、
・3歳の女の子にパパ嫌いはなぜ起こるの?
・しんどいと思うのはダメなこと?
・パパ嫌期にはどう対処したらいいの?
これらの疑問と悩みに、ママ目線で答えます!

3歳女の子の急なパパ嫌いはあるある|なぜ起こる?

3歳になった娘が、ある日突然
「パパ嫌い!」と言い出す。
これ、本当に珍しくありません。
うちの長女はイヤイヤ期がほとんどなかったぶん、逆にこの「パパ嫌期」が激しかったんです。
3歳前後のパパ嫌いは、異常でも問題でもなく、
成長の一部です。
特に女の子は「ママ大好き期」と呼ばれるような時期に入り、ママと心理的な距離がとても近くなります。
毎日一緒にいるママは、3歳頃の女の子にとっての安心基地。
だからこそ、
・パジャマを着る
・歯磨きをする
・絵本を読む
といういつもの流れが少しでも違うと、
「違う!」
「いつもと違う!」
→「ママがいい!」
→「パパはイヤ!」
→「パパ怖い!」
という形で、気持ちが一気に爆発してしまうんです。
———ここで知っておいてほしいのは、
本当にパパが怖いと思っているわけでも、
嫌いになったわけではないということ。
3歳の女の子は、まだ
「なんかいつも違う」
「うまく言えないけどモヤモヤする」
この気持ちを、うまく言葉にできません。
だからこそ
「パパ嫌い!」
「パパ怖い!」
という強い表現になってしまうだけなんです。
3歳女の子のパパ嫌期が、しんどいと感じるのは当たり前
「ママ好き~」はたしかに嬉しい。
でも、
「ママやって~」
「ママがいい~」
が一日中つづくのは、正直しんどいですよね。
自分の時間なんて、ほぼゼロ。
トイレにゆっくり行く時間すらない日もある。
だからって、
「ちょっとパパにやってもらって。」
なんて言ってしまった日には…
スイッチ、ON!
余計面倒なことになります。

あ~~その光景が目に浮かぶ…あったな~うちも。
「今だけ。」「3歳の今だけ…。」
そう思って頑張り続けても、
家事も育児も全部ひとりで抱える毎日は、
本気で倒れてしまいそうになります。
しかも、パパは拒否されて自信を無くしているから、そのフォロー役まで。
———そりゃ、しんどい。
わたしも、いつも思ってた。
「なんで私ばっかり~!」って。
だからね、3歳の子が「パパ嫌い!」と言っているいま、
「しんどい」
「つらい」
と感じるのは、当たり前なんです!
パパが「ママは○○に好かれてるからいいじゃん。」なんて言われて、
「いいでしょ♪」
なんて笑えるママは、もはや神レベルです!
「ママがいい」って言われているのに、
それをつらいと感じてしまう自分に、
「私、ダメな母親なのかな…」
そう思ってしまう日もあるかもしれません。
でも、違います。
あなたはダメなんかじゃない。
あなたは、ちゃんと全力でがんばってます。
3歳女の子がパパ嫌期のときに、ママができる具体例6選


3歳頃の子のパパ嫌期は、「ママしかいない」と思ってしまうと、余計にしんどくなります。
でも実は、パパもきっと
「どうにか娘と仲良くなりたい」
と思っているはずです。
だからこそ、ママがひとりで抱え込むのではなく、「つなぎ役」になってあげることが大切。
ここでは、「パパ嫌い」を和らげていくための
声かけと環境づくりをお伝えします。
3歳女の子対応① パパ嫌期、まずは気持ちを受け止める
最初に大切なのは、子どもの気持ちを否定しないこと。
「パパ嫌だよね」
「ママはここにいるよ」
そうやって言葉にしてあげることで、
子どもは
「わかってもらえた」
「受けとめてくれた」
と感じるようになります。
すると、感情が爆発する回数は、少しずつ減っていきます。
3歳女の子対応② パパ嫌いを緩和するためパパと関わる時間を意図的に作り出す
いきなりがっつり関わらせるのは逆効果です。
まずは、
「これパパに持って行ってくれる?」
「パパからタオルもらってきて~」
というように、パパを経由する小さなお手伝いから始めましょう。
ポイントは、ママからお願いすること。
ママ発信のお手伝いだと、子どもは動きやすくなります。
そしてここで大事なのは、
パパは関わりすぎないこと。
「ありがとう、助かったよ。」
このくらいの距離感でOK。
事前にパパに伝えておくとスムーズです。
3歳女の子対応③ パパ嫌期の克服のため、ママがいない場面を少しずつ作る
いきなり長時間離れる必要はありません。
パパと一緒にごはんを機嫌よく食べているタイミングで…
・トイレに行く
・洗濯物を取り込む
といった、すぐに戻れる用事から始めてみましょう。
家の中での「ちょい離れ」に慣れてきたら、
パパがいる中、遊びに夢中になってタイミングで、短い買い物にいってみるのもおすすめです。
ポイントは、バレないように消えることではなく、さらっと伝えて出ること。
「○○ちゃん楽しそうだから、ママはお買い物いってくるね~」
このくらい軽い感じでOK。
「ママは?」の質問があったときに、
パパはには「すぐ帰ってくるよ。」とだけ伝えるように、話しておきましょう!
深追いはNGです。
こうして少しずつ、ママがいない瞬間を増やしていくと、「いなくても大丈夫かも」という感覚が育っていきます。
3歳女の子対応④ パパに攻略ポイントをこっそり伝え、夫婦でパパ嫌期対策
パパとは、情報共有をたっぷりしましょう。
例えば
・今日は何を食べたか
・嫌いなもの
・パジャマは自分で着たがった
・最近のお気に入りの番組
好きなことも、苦手なことも、
できたことも、できなかったものも。
思いつくことは全部を共有しましょう。
その中で、
「これをやるとスムーズだったよ」
という攻略ポイントもセットで伝えておきましょう。
そして大事なのが…
「昨日うまくいっても、今日は通じないこともある」
という前提を、パパにも伝えておくこと。
これを伝えておくだけで「ぼくだからダメなんだ…」とがっかりしてしまう気持ちを軽くできます。
3歳女の子対応⑤ パパ嫌期は3人で関わって段階的にパパ単独へ
いきなり「じゃあ今日から全部パパがやって!」
は、3歳の子もパパも正直しんどいし、うまくいきません。
まずは、なんでも3人一緒に。
絵本など読むときも、
パパに役をおねがいして、一緒に読む。
ごはんも、できるだけ一緒に食べる。
お出かけも、なるべく一緒に行く。
保育園や幼稚園の送迎も、
最初は一緒に行ってみる。
それから、パパだけで迎えに行くのもアリですね。
うちの園にもパパだけでお迎えに来ると「パパじゃやだ~!」と泣いてなかなか帰れない子がいます。
でも、園にはプロがいます。強い味方です!
先生たちは、こういう場面には慣れています。
頼って大丈夫です。
いや、むしろ頼ってください!
こうやって少しずつ「パパでも大丈夫な時間」を増やしていきましょう。
3歳女の子対応⑥パパにとっても試練のとき!夫婦で支え合うパパ嫌期の乗り越え方
「パパ嫌期」は、実はパパにとってもしんどい時期です。
きっとママ以上に、
「どう接したらいいんだろう」
「なぜ、嫌われてるのかな…」
と、答えのない迷路に迷い込んでしまっているはず。
だからこそ、ここはママひとりで抱え込む場面ではありません。
パパとの関係をつなぎ続けることは、
家族にとって、とても大切なことです。
大げさなことではなく、
パパが育児から遠ざかってしまわないように、
少しだけでも、大事に関わってもらう時期でもあります。
そのために、ママから伝えてほしいことがあります。
「本当にパパのことを嫌いなわけじゃないこと」
「これは3歳頃の成長の過程の一つでよくあること」
「今は私が子育てに力を注ぐから、家事を少し多めにお願いしたいこと」
これらを、言葉にして伝えていいんです。
そして、ママ自身もしんどさも伝えてください。
我慢しなくていい。
むしろ、伝えていいんです!
全部をひとりで背負う必要はありません。
パパ嫌期は、
「一緒に乗り越えよう」と夫婦で確認し合うタイミングでもあります。
「無理に娘とかかわらなくても大丈夫だから、
今は見守りながら、私のことを助けてほしい。」
そう素直に伝えることも、とても大切です。
まとめ|3歳女の子の「パパ嫌い」は一時的。ママが全部背負わなくて大丈夫


3歳の女の子の「パパ嫌い!」は、
本当にパパを嫌いになったわけではありません。
それは、
・感情をうまく表現できないこと
・心が大きく育っている過程
この2つが、大きな理由です。
でも、そうわかっていても、
全部ママに回ってくる毎日は、やっぱりしんどいですよね。
しんどくて、つらくて、
「もう無理~」って思ってしまう日があったって、何もおかしくないんです。
あなたは、ちゃんと頑張っています。
十分すぎるくらい、がんばっています。
「パパ嫌期」は、ずっと続くものではありません。
少しずつ、ゆっくり、
でも、始まったときと同じように、突然終わりがくることも多いです。
ママひとりで抱え込まなくで大丈夫。
周りを頼るのもアリ。
パパと一緒に悩むのもアリ。
ちなみに私は、平日の2人っきりがしんどい時は、子育てサロンも利用して気分転換していました。
なるべく「2人きりの時間」を減らすのも、ひとつコツです。
「ママがいい~」が
「ママだいすき~」に聞こえる日が、1日もはやくやってきますように。








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