早速アンパンマンを描いてみよう!

よく子どもに「アンパンマン描いて!」って言われるんだよ。
アンパンマンって、簡単に描けそうなのに、なかなかバランスが難しいのよね…
お絵描きに苦手意識があるママ、結構いるんですよね。
アンパンマンの顔って、すべてが丸パーツで作られているって知ってますか?
アンパンマンは、顔・鼻・ほっぺ…ぜんぶ“丸”でできています!
つまり“丸を描くコツ”さえわかれば、誰でも簡単に描けるんです。
アンパンマンの顔は、丸を組み合わせるだけですよ。
そして何より、子どもが「アンパンマン描いて!」と言ってきたときは、
最高の学びの時間となります!
「じゃ、一緒に描いてみようか♪」とぜひコミュニケーションの時間にしてください。
親子にとって、最高のかかわりとなりますよ。
今回は、現役保育士のくぅが、
「アンパンマンの書き方から学ぶ子どものとの関わり方」を伝授しちゃいます!

お絵描きアンパンマンは、丸からたくさんの学びが得られる!
アンパンマンをよく見ると、すべてのパーツが丸でできています。
大きい丸(顔)の中に、小さい丸(鼻)。そしてその両脇にも丸(ほっぺた)。

丸を描く練習になる
まずは子どもとと一緒に描いてみましょう!

大きな丸描いてみようか?
この一言から、子どもとのたくさんの関わりと学びが生まれます。
実は「まるを描く」のは意外と難しく、閉じた丸をしっかり描けるようになるのは3歳ころと言われています。
丸1つ描くだけでも、上から描く子もいれば、下から描く子もいる。中には、そこから?!みたいな描き方をする子もいて、とても面白いですよ。
紙を渡して、大きな丸をひとつ描かせてみましょう。


上手に描けなくても、「大きく描けたね」「アンパンマンのお顔みたくなってきたね~」と声をかけて、たくさん会話をしてください。
大きな丸が、ひとつ描けたら、



つぎは、大きな丸の中に、小さい丸を描いてみよう!
じょうずな丸でなくても、不思議とアンパンマンに見えてくるんです。
小さなお子さんなら、顔の丸だけでも大丈夫。
その中に「この小さい丸がお鼻だよ~」とお話しながら、ママが描き足していくのもおすすめです。
大きく描く子、小さくなっちゃう子、それもさまざまです。
小さくなっちゃった子には、それを否定するのではなく、「これ、アンパンマンのお鼻にしようか。」と視点を変えてしまえばいいのです。
すると、「このお鼻よりも大きなまるを描いてごらん!」と発展できます!
アンパンマンの顔を表す大きな丸の中には、小さな丸があることを、理解しているだけで、さまざまなやりとりができるんです。
ただ、丸を描くより、「アンパンマンを描いてみよう♪」の方が、子どももにとっては楽しく学べる時間になります。
形の認識につながる
子どもって、丸いものが大好きなんです。



これは、丸だね!



大きい丸の中に、小さい丸が並んだらアンパンマンになったね!
そう話をするだけで、子どもは丸を「形」として意識するようになります。
そして、「大きい丸の中に小さい丸がある」ということから、大きい小さいの認識、空間の認知、構成力が自然と育ちます。
アンパンマンを通して、「丸を描く」「形を知る」「形を組み合わせる」という経験が大事!
これからの絵や文字を書く力の基礎にもつながっていくのです。
お絵描きアンパンマンは、大きい小さいが学べ、数の勉強にもなる!
アンパンマンを描くとき、顔の中には大小さまざまな「丸」が登場します。


- 大きい丸=顔
- 中くらいの丸=鼻とほっぺ
- 小さい丸=目
この「大小の比較」を意識できるのは、まさに学びの第一歩!



顔の丸とお鼻の丸は、どっちが大きいかな?
と声をかけるだけで、自然と「大きい」「小さい」を考える力が育ちます。
さらに…



大きい丸の中に、小さい丸があるね。これはお鼻だよ。お鼻は、顔の中にあるんだね。
こんなふうに話すと、空間の位置関係(空間認知)にも気付けるんです。


さらに、丸の数を数えることだってできるんです。
「顔の中にある丸は何個かな?」
「小さい丸は何個あるかな?」
と聞いてみれば、楽しい“数あそび”になります。
このやりとりを通して、大きさや数の感覚が、日常のお絵描きから育まれていくんです。
まとめ|お絵描きアンパンマンの書き方は学びの宝庫


子どもに「アンパンマン描いて!」と言われると、ちょっと難しいな~と思ってしまうママも多いですよね。
でも、アンパンマンの顔はすべて丸の組み合わせ。
だからこそ、「アンパンマン描いて!」と言われたら、それは学びのチャンスです!
アンパンマンを描くことで、これだけのことが自然と学べるのです。
そして、何よりママやパパと一緒に描くことで、親子のコミュにケーションとなります。
勉強だって楽しくやると、どんどん身になりますよね?それと同じです。
子どもたちは、興味を持った瞬間が一番成長できる時間!
大きい丸の中に、中くらいの丸を3つ並べて、その上に小さな丸を2つ。
眉毛と口を描いたら、もう完璧なアンパンマンです!!
お絵描きアンパンマンの書き方を工夫すれば、あそびがそのまま学びの時間に。
ぜひ、「描いて!」のリクエストを、笑顔のコミュニケーションタイムにし、子どもが成長するチャンスにしちゃいましょう!
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