子ども部屋を作るのか、リビングに勉強できる環境を作るのか。
子育てしているパパ・ママは、そんな悩みがありますよね。
わが家はリビング学習一択でした!そんなリビング学習の良さと難点をお話します。
「子どもには、ちゃんと勉強部屋を用意してあげなきゃ!」
そう思って、システムベッド付きの机や収納まで揃えたのに———
うちの子たち、結局リビングでしか勉強しませんでした(笑)
小学生の頃も、中学になっても、高校になっても。
家の2階に”勉強部屋”はあるのに、活用されたのはごくわずか。
結局、ダイニングテーブルやローテーブルが一番落ち着くみたい。
テレビも付いてるし、生活音もある。
ご飯の時間になると一旦片付けなきゃいけないけれど、
それでも、ずーーーっと「リビング学習スタイル」でやってきました。
今回は、そんなわが家の”リアルすぎるリビング学習事情”をお届けします。
「それ、うちも!」って共感してもらえるかも?
これから、「勉強部屋どうしよう…」て思っているママの、参考にもなるといいな。
せっかく作った勉強部屋は使われぬまま…

わが家の娘は2つ違い。
長女が生まれてすぐに中古の一軒家を購入したんだけど。その時点では、姉弟になるのか姉妹になるのか、そのまま一人っ子なのか、まだわからない。それによっては、部屋の使い方など変わってくるな~と思っていたので、あえて仕切りのない2部屋つながりの2階は、そのままにしていました。
そして、次女が生まれ、姉妹となりました。長女が小学校に上がるタイミングで、システムベッドを2つ購入。
それほど広い部屋ではなかったので、ベッドと収納ダンス、机が一体型の物を選びました。
部屋の仕切りまでは作らなかったものの、一応部屋をそれぞれに分けました。
これで「宿題とかはここでできるな。」というところまで整えたのに・・・。
小学生のうちはもちろん、中学になっても、その机が使われることはありませんでした。
なので次女が中学に入る前に、”それぞれの部屋”をやめ、”寝室と勉強部屋”に分けました。
システムベッド大移動、大変だったわ~。
実家の親にも来てもらいました。私は片づけ整理が苦手ですが、母はとても上手なので、お願いしました。
そして、1つの部屋には、システムベッド2セット。机は使わないから椅子撤去。そして、それぞれの洋服タンス。
6畳のスペースにほぼいる場所はありません。ほんと、寝るだけです。
もう一つの部屋には、3段ボックスや本棚。そしてこたつテーブルを設置。
今使っていない教科書たちは片付けられるようにし、座椅子も置きました。
そして、各部屋を分けるために、真ん中にはセルフDIYでラブリコを使い、仕切りも作りました。
ここで勉強してほしくて環境を整えても、やっぱりほとんど使われることは、なかったんです・・・。
親の理想と、現実は、一致するなんてないのかもしれないですね。
やっぱりリビングが落ち着く?

わが家はそんなに大きな家ではありません。
一般的な建売住宅。リビングつづきに和室がある。
和室もDIYで洋室風に変えているのですが、そこを合わせてもキッチンを抜けば16畳程度の1階スペース。
そこにダイニングテーブルがあり、テレビを置いている元和室の方に、2人で使える程度のこたつテーブルがあります。
それを、占領されます。
だって、どこで勉強するのかは決まってないのです。
ダイニングテーブルでやっている時もあれば、こたつテーブルでやっている時もあります。
食事をするときは、各家族の座る場所は定位置があるのですが、勉強に関してはありません。
完全にフリーです。なんなら、早い者勝ちです。
先になにかを始めた人がいれば、他の家族は空いているところに座ります。
「そこ、わたしの席なんだけど。」
という会話はわが家にはありません。
そして、子どもたちが勉強していようが、私はテレビを普通に見ます。
家事も掃除もします。生活音は全開です。
「うるさくて集中できなくないの?」と娘に聞いたこともありますが、
「静かだと逆に集中できない。」のだそうです。
だから、うちの子たちは図書館とかで勉強できないのです。
静かすぎて、周りが気になり、何なら笑ってしまいそうになるんですって。
変わってますよね?w
カフェとかで勉強するのはいいんだけど、お金もかかるから、やっぱりうちのリビングが一番落ち着いて勉強できるそうです。
“リビング学習”本音のデメリット。…散らかる、でも言えない(笑)

“リビング学習はいい”というのは、耳にしたことがあります。
東大生の半分以上がリビング学習をしているとか、していないとか。
だから、いいのかもしれない。
勉強しているのが目に見えるし。
何しているのか、何につまづいているのかも分かるし。
でも!
ほんっっっっっとに、物で溢れてるんです…。
教科書も、参考書も、問題集も、そして文具も…。
ぜっっっっんぶ、リビングにあるんですよ。
2階に収納スペース作ったのに。本棚もあるのに。
すっからかんですよ、2階。なんなら、私が実家から持ってきた漫画が並んでいます。
そして1階は、片付かない日々がにイライラすることも多いです。
でも、おもちゃが散らかっているのとはちょっと違う。だから、怒れない…。
仕方なく、教科書類がおけるラックをリビングに買い、そこに片づける約束はしました。
それでも、テーブルの上には、何らかの問題集やノートが置きっぱなしなのは、日常茶飯事ですけど…。
「またか・・・。」
そんな親の心、子知らずですよ。
わが家で感じたメリット。結局成績には影響あるの?

親の私は、イライラしてしまうことも多いこの”リビング学習”。
でも、うちの娘たち、そこそこの成績でちゃんと結果はついてきてるんです。
それはやっぱり、いつでもすぐに勉強できる環境であるということ。
2階の勉強部屋で始めようとすると、「よしやろう!」と意気込まないと行けませんよね。
でもリビングでやるとなると、すぐそこに勉強セットがある。
テレビを見ていても、それが終われば教科書を開く。なんなら、コマーシャルが流れている間に単語を覚える。
そうやって、隙間時間を使って勉強できちゃうんです。
そして、ちょっとわからないところがあれば、私やパパにすぐに聞くことができる。
これもよい点だと思います。
さすがに高校になってからの質問は、ほとんど答えられませんが…。中学の勉強くらいまでなら答えられるものには対応していました。
そんな中、長女が高校受験の時は、2階の勉強部屋でやっていました。なぜなら、休みの日も1日勉強していると、さすがに出したりしまったりが面倒になったのでしょうね。
夜遅くまで勉強部屋で、頑張っていましたよ。数学だけは、私もまだできたので、ときどき一緒に籠って、答えを導き出す作業を楽しんだりしました。
おかげで、長女は進学校に見事合格。
そして、高校生になってから、またリビング学習にもどりました。
リビング学習の良さのいい点として、もう一つ。
姉がいつも勉強している姿を見ている次女は、勉強するのが当たり前だと感じています。
だから、姉がやっていれば一緒になって勉強しています。
勉強することが習慣化され、成績にもしっかり結び付けられています。
これは、きょうだいならではの相乗効果ですね。
———何の予定もない週末。
娘2人は勉強し、本を読むのが好きなパパは本を読む。そして、私はブログ執筆。
そんなわが家のリビング風景です。
これから迎える連続受験、どうする?

今年は、次女が高校受験。そして来年は、長女の大学受験。
…続きます。吐きそうです。わたしの精神状態安定していられるか心配です。
次女は、いま姉にわからないところを聞きながら勉強しています。
長女は高校受験時の後半は、勉強部屋に籠ったけれど、次女はどうかな。次女のやりやすいスタイルを見つけてくれたらいいなと思っています。
でもさすがに、受験前は一人で追い込んでほしいな~というのが親の本音ですけどね。
そして、それ以上に大変そうな大学受験。
こればかりは、どうなるのか想像もつきません。
高校受験と違って、受験教科数も多い。…ということは、教科書参考書問題集、いったいどれだけの量があるんでしょう。
さすがにリビングには置ききれないと思います。
そして、やはり、受験期に親が一番心配なのは感染症のリスク。
家族間での感染が一番多いので、出来ればなるべく接触していない方が安心だと思えますよね。
リビングでするにしても、勉強部屋でするにしても、
長女、次女のやりやすい環境を作ってあげて、応援するしかない。
親ができることは、結局はそれだけですからね。
吐きそう…とか言ってないで、しっかりしなきゃ!
リビング学習|わが家のスタイル

勉強って、静かな環境がベストとは限らない。
「子どもが安心して学べる場所」を選ばせてあげることが、実は親ができる一番のサポートかも。
リビング学習は、家族のスタイルに合えば、それで十分です。
いま、”リビング学習する子”増えていますよね。
うちの娘たちは、静かすぎると…とか言ってますが、一番の正直な理由は、2階との行き来が面倒なんだと思います。
でも、それもちょっとわかる。だって、2階に洗濯干せるベランダあっても、結局面倒で、1階に干していますから…私。だからわかるから、言えないんです。
どんなに散らかってしまっていても、勉強しているなら…と、片付けを諦めるのも大事な気がします。
小さい頃はおもちゃで散らかり、大きくなると勉強道具で散らかる。
いつになっても、子どものいる家庭は片付かない気がしてならない。
生理整頓がきちんとできる人、ほんとすごいですよね。神ってます。
わたしたち家族には、このスタイルがあっているんだと思います。
子どもが何でつまづき、今何を勉強しているのかがみえる。
何にもわからないより、私はいいと思えます。
「子どもが安心して勉強できる環境」を作ってあげることが親のサポート。
それは、勉強机を買ってやる。部屋を作ってやる。
それだけじゃないんだと思います。
だって、わが子は全然与えたものを利用していないのですから(笑)。
散乱している部屋を我慢できれば、「見える子育て」悪くないと思いますよ。
“環境設定”は、与えるものではなく、そこのあるもので整える、ことなのだと、私は子どもたちから学びました。
イライラせず、わが家スタイル、これからも楽しみます。
子どもの勉強環境が、あなたの家族に合ったスタイルを見つけられるヒントになったら嬉しいです。
コメント