・このやり方であっているのかなと子育てに自信が持てない・・
・怒りたくないのに子どもが言うこと聞いてくれないとイライラしちゃう・・
・保育士のママはきっと子育ても完璧なんだろうな・・
子育てって本当に大変です。
ついつい周りと比べてしまったり、ちゃんとしなきゃとプレッシャーを感じてしまったり。悩んでいるお母さん、きっとたくさんいますよね。
実は保育士の私も同じように悩んでいた時期があります。
仕事ではたくさんの子を見てきたのに、自分の子どもには冷静になれない。「保育士なら育児も余裕でしょ?」と言われることに逆に悩むことありました。正直、仕事より育児の方が難しい!って本気で思います。
保育士や幼稚園教諭をしている人にとっても、子育ては大変なんです。
だからこそ、お母さんが悩むのは当然なんです。だって、初めてですよね、お母さんやるの。
しかし、子育ては、大変なことばかりじゃありません。楽しいこともたくさんあります。
悩んでばかりじゃもったいないということに、私は気づけてからだいぶラクになりました。
この記事では、「保育士でも子育ては大変!」というリアルな話と、悩めるお母さんたちの気持ちがラクになる考え方をお伝えします。
私だけじゃないんだな。と感じて、前向きに子育て楽しみしょう。

保育士でも子育ては大変!
「保育士だから、子育て余裕でしょ?」なんて言われることもよくあります。
独身時代は幼稚園で働き、結婚を機に退職。一年間公立保育園にパートで勤務し、出産のタイミングで退職。しばらくは専業主婦として子育てしていました。そして、子どもは3歳から幼稚園に預けました。
でも、幼稚園の先生をしてたってこと、園に絶対にばれたくなくて、ずっと隠してたんです。
なぜって・・・「幼稚園の先生の子なのに」って思われたくないから(苦笑)
先生をしてたからって、子育ては初めて。上手にできるとは限らない。
『保育士なら子どもはいい子に育てられる』なんて思われたくなかったんです。
私も、独身時代は幼稚園で30人もの子どもを一人で見ていました。その当時、保護者のお母さんから「先生30人もみてて、すごいわ~。私なんて、一人で手一杯だよ~」と言われることもありました。しかし、正直その時は「いやいや一人くらい余裕でしょう?」と思っていた若造でした。あの時のお母さんに謝りたい!
実際、子どもを産んで育ててみると、うまくいかないことだらけ。「30人見てる方がよっぽどラク!」とさえ思いました。集団と個人を見るのは、全然違ったのです。
子どもが成長できるよう、保育士は日々取り組み関わっていますが、それでもやはり園でできることには限界があります。家庭での協力がなければ、子は育ちません。それを痛感しているからこそ、余計に辛いところです・・・。
お母さんたちと同じように、いやそれ以上に?プレッシャーを感じているのが事実です。
幼稚園教諭も保育士も、他のお母さんたちと違うのは、ちょっと子どものことの知識があるだけです。
でも、知識があると理想も高くなります。
理想に近づけないと、イライラもする。
「こんなはずじゃない」と自己嫌悪に陥ってしまう。
だから、逆に他のお母さんたちより悩んでいること、多いかもしれないです。
保育士も、普通のお母さんたちと同じように悩み、子育て頑張ってます。

お母さんは初めて!悩んで当然です
幼稚園で4年。保育士として、10数年。そんな私でも、育児は大変と感じているんです。
だから、あなたが悩むのは普通です!
だって、お母さんになったの初めてですよね??
「これでいいのかな」「この子にとってためになっているのかな」
そう悩んでいるということは、あなたが子どもときちんと向き合っている証拠です。
子どもにイライラして怒鳴ってしまうことも、お母さんが子どものことを心配して一生懸命になるあまり、余裕がなくなってしまった結果です。余裕がなくなるくらい必死に子育てしているのですから、イライラしちゃうことだってありますよ。
二人以上の子がいる方は、兄弟姉妹で同じように育てているつもりなのに、上の子の時はうまくいったのに全然違うぞ?!ってことありますよね。
私の娘も、まったくタイプが違って驚かされます。ほんとに遺伝子同じ?と思うくらいです。
私自身、4つ下に双子の弟がいます。同じ母から同じ日に生まれ、同じ時期に同じように育てた2人でさえ、全然同じくは育たず、母は、そりゃ~大変だったと今でも言います。中学で入った部活も違うし、高校はひとりは進学校、もうひとりは工業高校でした。姉の私からみても、全然違うタイプだと思います。
10人の子どもがいれば、10通りの関わり方が必要です。
10人育てたお母さんが、「10人目は何の悩みもなく育てられたわ!」なんて思うと思いますか?
答えは【NO】です。 何人育てても、きっと悩みは無限に出てきてしまうのです。
育児には正解なんてないし、どのお母さんも悩みながら手探りでやっています。
それでいいのです。
子どもときちんと向き合う姿勢が大切なのです。

気持ちがラクになる考え方
育児の正解を探そうとするより、子どもと楽しく過ごす方法を見つけましょう。子どもも、お母さんも、楽しいと思えたらそれでOKです!
うちの母が双子の妊娠がわかったとき、金銭的に不安で「一人はあきらめようか」という話し合いまで父としたそうです。しかし、「あの時本当に諦めなくてよかった。どうにかなった。無我夢中で全然記憶ないけどね。」と話してくれました。
どうにかなった。この言葉に私はいま、救われている気がしてます。
子どもがいうことを聞かないのは、成長過程の一つです。言葉や体が発達している一方で、感情が未熟なため反抗的な態度になることもあります。決して育て方のせいではありません。
子どもにイライラしたり、怒ってしまうのも、あなただけではありません。私も、大きな声で威圧的に怒ってしまい、後々自己嫌悪になることも多々ありました。でも、「それも向きあっている証拠!」と自分に言い聞かせました。
大好きなわが子にイライラしちゃうなんて・・・と悲観的になる必要はありません。
気持ちが落ち着いたら「お母さんは、あなたのことが大好きよ」という気持ちをたくさん伝えましょう。
もちろん家庭環境によって、子どもの性格が歪んでしまうことがあるのは否定できません。
しかし、子育てに悩み、どうにかしたくてこのブログを読みにきてくれているあなたは、大丈夫です。
そして、育児に100点満点を目指すことはやめましょう。それは無理です。私も無理です。
そもそも、何が100点かなんてわからないですよね。子どもに「おかあさん、いまのそれ50点!」なんて言われたら面白いですけどね。
子育ては完璧にやろうとしなくていいのです。時には距離を置いてもいいんです。
「どうにかなるさ」の気持ちで、肩の力を抜きましょう。

まとめ
子育て育児は、どのお母さんも悩みながらやっていると思います。一生懸命になりすぎて、必要以上に不安を抱えたり、自分を責めてしまいがちです。
まず、完璧を求めすぎるのはやめましょう。そして、子どもは自分の思い通りになるものではないことを自覚しましょう。
出来る限り、親や友人に話し悩みを共有でくる環境があるといいですね。
話せる人がいない時には、保健師さんを頼ったり、市の支援センターなどを利用するのもいいと思います。
保育士の私でさえ、試行錯誤しながらの子育てでした。
娘たちは中学生と高校生になりました。ある程度成長した今、他のやり方を試して比べるわけにはいかないので、今が正解だったと思うしかないのです。
『人様に迷惑をかけず、毎日楽しく学校に行けている』これで十分だと思っています。
心に余裕をもって、無理せず楽しみましょう。
せっかく「おかあさん」という役割を与えてもらったのです。楽しまなきゃもったいないですよ。
たくさん笑って、幸せを感じてくださいね♪
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