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【保育士ママ直伝】子どもがごはん食べない!イライラする時の対処法

子どもが食べてくれない

2人の娘を育てながら、現役保育士として働いているくぅです。

毎日の食事の支度、本当にごくろうさまです!
仕事から帰ってきて、すぐにご飯の支度・・・・いやですよね~~。
でも、座って休んじゃうと、それはもっとやる気失せますよね~~。

よし!頑張って作るぞ!!と意気込んで作ったのに、
子どもが全然食べてくれないんです・・
せっかく作ったのにイライラしちゃいます!!

そんな保護者の方から、「家では全然食べないんですが、園では食べてますか?」と相談されること多いです。

しかし、そんな風に相談してくれる保護者の子に限って、園では普通に食べていることが多いです。


子どもにも、食べないなりの理由があります。それも踏まえながら、お母さんがイライラしちゃう原因と、その解決法を考えてみましょう!!

目次

子どもが食べないとイライラする理由

なんで、こんなにイライラしちゃうんだろう・・。
子どもはかわいいのに、怒ってしまう自分が嫌!

お母さんたちが、イライラしてしまうにはどんな理由があるのでしょう。

食べ散らかす

せっかく作ったのに・・・

毎日の食事の準備は、やっぱり大変です。

早起きして作ったのに・・・仕事で疲れてるけど作ったのに・・・

食べてくれないと、努力を無駄にされたような気持ちになりますよね。
せっかく頑張って作ったのに、がっかりしてしまいます。

また、食材が無駄になった罪悪感も生まれ、イライラが抑えられなくなります。

栄養足りてるの??

せっかく栄養面をいろいろ考えて作ったのに食べてくれないと、悲しいし不安になりますよね。
ちゃんと食べないと体調を崩してしまわないかとか、成長に影響はないのか心配になります。

健康に育ってほしいからこそ、食べてくれないと焦ってしまうし、『このままで大丈夫なのかな‥』不安な気持ちが膨らんでしまいます。

忙しいのに・・・

忙しい中準備してご飯作って食べさせて、お風呂に入れて、何時までには寝かして、
寝たら食器洗って、洗濯たたんで・・・

とお母さんは次の予定まで考えながらやっています。
子どもが寝付くまで、本当に忙しいですよね。
そんな中、ダラダラ食べられたりすると、どんどん予定が狂いイライラします。

他の子は食べてるのに・・・

同年代の子が良く食べてるなんて聞くと、「うちの子大丈夫かな・・」と心配になります。
成長は、その子それぞれと聞くけれど、「本当にそうなのかな」と不安でたまりません。

「私の作るごはんがおいしくないのかな」と自己嫌悪に陥ります。

○○なのかも。○○なのかな。とどんどん悪い妄想が膨らんできて不安になります。

食べないのは当たり前?子どもの成長と食事の関係

園では食事が食べられていなければ、必ずお迎えの時に話があるはずです。
また何日もあまり食べない日が続くようなら、保育士も心配ですから「お家ではどのくらいご飯たべてますか?」と聞いてくれると思います。

しかし、そのような話が特別ないのであれば、園での食事には問題がないのでしょう。
完食とまではいかなくても、保育士が考える十分な量はとれているのだと思います。

ではなぜ、家では子どもがなぜ食べてくれないのかの理由を考えてみましょう。
「食べムラ」は決して異常なことではなく、成長発達の過程でもあります。

理由がわかれば、イライラも和らぐ気がしませんか?

手づかみ食べ

成長スピードと食欲は比例しない

子どもは、2歳くらいまでは急成長します。
しかし、3歳からは成長のスピードも緩やかになります。大人だって、大食いの人、小食な人、がいるように、子どもにも個人差があります。大きくなったからといって、食欲まで成長するとは限りません。
成長することで、逆に食欲が減ることさえあります。
また、3歳ころから味覚も発達し、食の好みも芽生えるので、今まで食べていたものも食べなくなるという現象がおきます。これも、成長の一つです。

自我の芽生え

2~3歳になると、イヤイヤ期が始まります。
「自分で決める!」「自分で選ぶ!」と、気持ちを主張できるようになります。
そうすると、好みというよりは、見た目が嫌!ママが言うから食べない!と反抗して食べなくなる子もいます。
また、「自分で食べたい」「好きなものだけ食べたい」という欲求も強くなります。

園では好みのものが全くなくて、初めから何にも手を付けたがらない‥という子もまれにいます。
毎日そうだと心配ですが、”その日だけ”ということなら、やはり「これはいやなんだ!!」という主張を受けとめ、対応することもあります。

体調や気持ちの変化で食べる量も変わる


遊びを途中で切り上げられてしまったりすると、遊びたい気持ちが強く、食事に集中できないこともあります。
給食の前にしていた遊びが楽しくて、片づけたくないと泣くと食事まで気持ちを引きずります。なかなか切り替えられずに、食べれない‥なんてこともあります。
外でめいっぱい遊んできたり、お散歩でたくさん歩いてきた日には、眠くて進まないこともあります。わが子もよく、食事中に力尽きて、茶碗の中に顔を突っ込んでしまうことが何度もありました^^
また、大人と同様、疲れすぎていたり、暑すぎたりすると、食が細くなることもありますよ。

そもそもお腹が空いてない

そもそも、お腹が空いていない。ということもあります。

「できるだけ早く食べてほしいから、17時くらいに夕飯を食べせている。」
なんてことはありませんか?
昼食の後、昼寝をし、3時におやつ。活発に動いていなければ、お腹空いてないですよね。

逆に遅すぎて、間食させてしまい、結果作ったものは食べない・・という悪循環もあるかもしれません。

イライラしないための言葉がけと工夫

「なんで食べてくれないの・・・」と悩んだり落ち込んだりする前に、「食べたい!」という気持ちを引き出せるように、工夫してみよう。

園でも無理はさせずに、子どもの気持ちを引き出せる言葉がけをしています。

楽しい食卓

自分で食べるものを選ぶ

「これとこれ、どっちが食べたい?」と子どもに選択肢を与えます
自分で決めた分、食べる意欲もアップ!!
1口でも食べれたら、めちゃくちゃ褒めます!すると、「こっちも食べてみる」ともう一つの方も食べたりするものです。

「どっちかだけは食べようね」は、両方いらない‥と言いかねないので、言わないようにしています。
この言葉は、食べさせたい側の要望になってしまいますからね。

おうちでバイキング形式みたくするのも楽しいですし、子どもも喜ぶと思います。

量を減らす

育児書などに書いてある量は、一般的な量です。
子どもによって必要な量が違います。お子様には、その一般的な量が多すぎるということもあるかもしれません。
毎食あまり食べないのであれば、思いきって半分の量とかで出してみましょう。
完食できたら、たくさん褒めてあげてください。
「ぜんぶたべれた!!」と次の食事への食べる意欲にもつながります。

これは、園でもよくやります。
残しちゃった・・・と落胆するより、先に減らしてあげて、『全部食べれた!』という満足感を得られるようにしています。

形や見た目を変えてみる

食べやすいサイズにしたつもりでも、子どもにとっては大きすぎたり、逆に小さすぎたりすることもあります。
食べづらそうにしているものは、形を変えてみましょう!

オムライスも、卵がきれいに乗っているとおいしそうですが、1枚の薄焼き卵は食べずらいですよね?
1~2cm角くらいに切った卵をちらしてみたり、かわいく花柄で型抜きしたものをのせてみたり、ちょっとした工夫で見た目もよくなり、食べやすさも増します。

お皿や食器も一緒に買いに行って好きなものを選ばせるのも、一つの工夫ですね。
自分で選んだ食器に、お母さんが作ってくれたご飯が乗ってたらうれしいはずです。

お腹がすく環境をつくる

食事をしっかりと楽しめるために、お腹を空かせる環境を整えましょう。

おやつは食べる時間を決めましょう。
体を動かす遊びを取り入れたり、一緒に散歩をしたりして、自然と食欲を引き出しましょう。
食べ始める時間を変えてみるのも1つの方法です。

生活リズムを見直してみるのも、環境づくりとなりますよ。

食事の楽しを共有する

早く食べさせたいからと、子どもだけの食事になったりしていませんか?
「なんで自分だけ・・」とさみしく思っているかもしれません。

園では、みんなで食べます。「○○くんが食べてるから、ぼくも食べよう。」と集団生活ならではの相乗効果があります。
とりあえず子どもだけ先に食べさせたいと思う気持ちもわかります。大変だから自分はあとで食べよう、と思う気持ちもわかります。

でも、イライラしないために、一緒にたべて「あ、おいしそ~!これママ食べちゃお~~。わぁおいし~~~ぃ!」と大げさに言ってみてください。また「今日のこのおかずには、ニンジンとお肉がはいってるね!あ、ピーマンもあったよ。」と、食事に興味を持たせる言葉をたくさん言ってみてください。
一緒に食べることで意外と時間短縮になるかもしれませんよ。

食事は、大人だって楽しく食べるほうが、よりおいしく感じますよね。
子どもも同じです。

ママのイライラ解消!こう考えればラクになる

子どもが食べてくれないと、心配にもなるけど、元気そうなら「なんで食べてくれないの?」とイライラしちゃいますよね。でも、少しだけ視点を変えるだけで気持ちがらくになることもあります!

4つの思考をはなしますね。

楽しい食卓

「食べさせることは親の責任」ではないと考えよう

「私が食べさせなきゃこの子が育たない!どうにかして食べさせなきゃ!」
と思えば思うほど、プレッシャーに感じ、重い責任感がのしかかってきますよね。

でも、そんなことはないです!病院で「栄養失調気味ですね・・・」なんて言われたわけではないですよね?

親が「食べさせる」という視点より、子どもが「お腹空いた」「食べたい!」と思える環境を作ることを優先しましょう。

1日じゃなくて、3日間でみよう

1日くらいたいして食べなくても、なんなら1食全く食べなくても、3日間隔で考えトータルで栄養が取れていれば問題ありません!
前日あまり食べなければ、さすがに翌日はお腹が空いて食べるでしょう。
園で給食を食べているなら、「バランスのいい食事、1食は食べてるんだから大丈夫!」と思えますよね。

絶対に1食でこの量は食べないと!という固定概念は捨てましょう

無理に食べさせようとしない

お母さんも子どもの頃、「勉強しなさい」「片づけなさい」と言われて、やる気が起こったことありますか?

それと同じで、「食べなさい」で食べる子は少ないと思います。むしろそんな子は、保育士的には逆に心配です。
ますます食べたくなくなるのが普通です。

「一緒にたべよう」と、楽しい雰囲気をつくり、食事は楽しいと思わせることが大切です。

それでも食べないときは、食べてくれなくて悲しい気持ちは伝え、「今度は食べられるといいね」と次への意欲を刺激しておくようにしましょう。

気持ちを切り替えよう

「ま、いっか!」と開き直るのもアリです。

「昨日は結構食べたから、今日はおなかすいてないいんだね。」
「今日は、ずっと家の中で過ごしてたから、燃費減ってないのか~」

そんな気持ちで、悩むことをやめましょう。
うちの子もあまり食べない子だったけれど、小学生になれば、「給食全部たべたよ~」とびっくりする報告があったり、絶対に食べなかった野菜を急に食べ始めて驚かされたこともありました。

「いつか食べるよね~~」くらいの気持ちで、気長に付き合っていけるといいですね。

まとめ

子どもが食べてくれないと、イライラしてしまう気持ち、よくわかります。
しかし、「食べない=悪いこと」ではなく、子どもにとっての成長過程の一つであると理解すると気持ちがラクになります。子どもには個々のペースがあり、その日にとって食べたり、食べなかったりすることはよくあります。無理に食べさせようとするよりも、食事は楽しい時間であるということを感じられるように工夫しましょう。

言葉がけひとつで、子どもの食欲も変わってきます。「すごい!ひとくち食べれたね」「おいしそうだね」「おはしの持ち方かっこいいね」など、褒めてもらったり、共感してもらえると、食事の時間が楽しくなります。また、食材の形や盛り付けを工夫したり、一緒に食材を選んだりすることで、興味を引き出すことも効果的です。

そして何より、お母さん自身の気持ちをラクにすることが大切です。「食べない日もある」と割り切ったり、「一口でも食べたらOK」と、ハードルを下げたりすると、イライラすることも減ると思います。
食事は親子のコミュニケーションのひとつです。焦ることなく、ゆったりと向き合い関わることで、子どもも自然と食べる楽しさを学んでいるはずです。余裕がないとイライラしちゃうので、無理せずやっていきましょ~。

必ずいつか食べますよ。
園でも、乳児組のときは全く食べなくて心配していた子が、幼児組になったら毎日完食してる!なんてこと、よくあります。
わが子も、小学生までマックのハッピーセットのあの量で、お腹いっぱいになる低燃費でした。
しかし、今では量食べるから、お金がかかってしょうがない~~~~なんて違う悩みが生まれてるくらいです。

いつか食べます!心配せず、お子様と一緒に笑顔で食事の時間を楽しんでくださいね。

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