保育園に行きたくないと泣く子ども|原因と親の正しい対応【保育士が解説】

保育園に行きたくないと泣く

朝になると「保育園に行きたくない」と泣く子ども。

無理に連れていくべきか、
それとも休ませるべきか。

悩みますよね。

毎日のこととなると、
親としてもつらくなってしまいます。

子どもが
「保育園に行きたくない」と泣くのには、
必ず理由があります。

この記事では、
保育士として見てきた子どもの姿から、

☑️保育園に行きたくないと泣く原因
☑️泣いた時にやってはいけない対応
☑️今日からできる関わり方

を、わかりやすく解説します。

目次

保育園に行きたくないとなく理由

泣く子ども

保育園に行きたくない泣く理由は、
ひとつではありません。

いくつかの要因が重なっていることも多く、
子ども自身もうまく言葉にできない場合があります。

理由を知っているだけでも、
お母さんの気持ちは少し楽になります。

泣く理由① 環境の変化

子どもは環境の変化に、とても敏感です。

お部屋やロッカーの場所が変わるだけでも、
不安を感じる子は少なくありません。

担任の先生が変わることも、
大きな変化のひとつです。

言いたいことが言えなかったり、
不安を我慢してしまうことで、
ストレスが積み重なってしまいます。

また、クラス替えがある園では、
新しい友達との関係がうまく築けず、
孤独を感じてしまうこともあります。

泣く理由② 不安や見通しのなさ

自分の不安な気持ちをうまく言葉にできず、
泣くことで表現している状態です。

そして、
その不安がいつまで続くのかわからないことで、さらに気持ちが不安定になってしまいます。

また、
「今日は何をするのか」
「いつお迎えが来るのか」

など、見通しが持てないことに不安を感じる子もいます。

泣く理由③ 甘えたい気持ち

保育園では頑張っている子ほど、
ママやパパの前では甘えたい気持ちが強く出ることがあります。

特に朝の時間は、気持ちが不安定になりやすく、
「行きたくない」と泣くことで、
安心を求めていることもあるんです。

泣く理由④ 心の疲れ

行事前やイベントが続く時期は、
子どもも知らないうちに頑張りすぎてしまいます。

練習を一生懸命取り組んだり、
張り切ったりする中で、
心と体の疲れがたまりやすくなっているんです。

その疲れをうまく発散できないと、
「行きたくない」
という形で表れることがあります。

保育士として多くの子どもたちを見てきましたが、
これらの理由は、特別なものではなく、
どの子にも起こりうる自然な反応です。

保育園に行きたくないと泣く子どもに、やってしまいがちなNG対応

泣く子どもあやす

毎日「保育園に行きたくない」と泣かれると、
しんどくなってしまいますよね。

つい言ってしまうこと、
やってしまう対応があるのもわかります。

悪気があってしているわけではないのに、
それが子どもの不安を強めてしまうのです。

ここでは、その対応がなぜよくないのかを、
保育士視点からお伝えします。

NG対応① 「早くして」と急かす

忙しい朝、つい言ってしまいますよね。

でも「早くして」と言われて、
すぐ動ける子はほとんどいません。

子どもは気持ちが追いつかず、
さらに不安が強くなってしまいます。

その結果、ママも余計に焦ってしまい、
悪循環になってしまうだけですね。

NG対応② 「みんな行ってる」と比較する

同じくらいの月齢の子が行けているのに、
「どうしてうちの子だけ…」
と感じてしまうこと、ありますよね。

でも、泣いてしまうのには、理由がそれぞれ。

みんなと同じではないからこそ、
不安に感じている場合もあるんです。

だからこそ、
「みんな行ってるよ」という言葉は、
不安でいっぱいの子どもには届きにくいのです。

NG対応③ 無理やり引き離す

「行ってしまえば楽しく過ごせるはず」

そう思う気持ちは、決して間違いではありません。

実際に、登園後は落ち着く子も多いです。

ただ、不安を感じている子ほど、
ママに甘えたい気持ちが強くなっています。

そのタイミングで無理に引き離されると、
「気持ちをわかってもらえなかった」
と感じてしまい、
不安がより強くなってしまいます。

保育園に行きたくないと泣く子に保育士として感じていること

泣く子どもと保育士

朝、「行きたくない」と
泣きながら登園してきた子も、
園では落ち着いて過ごせていることがほとんどです。

楽しく遊び、笑顔で過ごしている姿も、たくさん見てきました。

それでも子どもが泣くのは、
「ママにわかってほしい」という気持ちの表れです。

まだうまく言葉で気持ちを伝えられない子どもにとって、
泣くことは大切な表現のひとつです。

ただ赤ちゃんの頃とは違い、

「なんとなくモヤモヤする」
「不安だけど言葉にできない」

そんな気持ちを抱えている状態でもあります。

その気持ちを、
ママの前でしっかり出せているということは、

それだけママとの関係が安心できるものだという証でもあります。

保育士の立場から見ると、
これはとても大切で、素敵なことです。

だからこそ、
「どうして泣くの?」と不安になりすぎなくて大丈夫。

ママといると安心できるからこそ、
子どもはその気持ちを素直に出せているのです。

行きたくないと泣く子に、今日からできる関わり方3つ

母と子

今すぐに始められる、
シンプルな関わり方を3つ紹介します。

どれも特別なことではありません。

できることから、ひとつずつで大丈夫です。

子どもの気持ちを受け止める

泣いている子どもに対して、
説得したり、気持ちを否定してしまうと、
逆効果になることがあります。

まずは、
「行きたくないよね」
「ママと一緒にいたいよね」

と、気持ちをそのまま言葉にしてあげましょう。

それだけで、
「自分の気持ちをわかってもらえた」と感じ、安心できる子が多いです。

見通しを伝える

子どもは、
「何をするのか」「いつまでなのか」
がわからないと、不安を強く感じやすくなります。

だからこそ、
「今日は保育園で〇〇するみたいだよ」
「お迎えは〇時に行くね」
「終わったらママが迎えに行くよ」

と、具体的に伝えてあげましょう。

先の見通しが持てるだけで、
子どもの不安はぐっと軽くなります。

切り替えの合図を決める

保育園に着いたら、ママやパパとだけの
切り替えの合図を決めてみましょう。

たとえば、
・タッチする
・ハグをする
・「いってきます」「いってらっしゃい」を言い合う

など、簡単なものでいいのです。

毎日のルーティンにすることで、
子ども自身が気持ちを切り替えやすくなります。

年齢や状況によって、対応は変わります

泣く子ども

ここまでお伝えしてきたのは、基本となる考え方です。

ただ、子どもの年齢やその時の状況によって、
合う対応は少しずつ変わってきます。

たとえば、

・3歳ごろの行き渋り
・月曜日だけ行きたくない場合
・休み明けに強くなる不安

など、それぞれの理由や関わり方も異なってきます。

より具体的に知りたい方は、
こちらの記事も参考にしてみてください。

子どもの姿は、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です

悩む

ここまで試してみても、
行き渋りが続くこともあ流でしょう。

そんなときは、
家庭だけで抱え込まなくて大丈夫。

保育士としてみていても、
少し環境や関わりが変わるだけで、
子どもの様子が落ち着くことはよくあります。

専門家に相談するだけで、
子どもの気持ちが整理されたり、
関わり方のヒントが見えてくるんです。

たとえば、

✅発達相談
✅子育て相談
✅通信教育などのサポート

を活用してみるのも、ひとつの方法です。

市役所などにも、相談窓口が設置されているところもあります。

無理に頑張り続けるのではなく、
頼れるものは頼っていきましょう。

まとめ|泣くのは、安心している証拠

ママと子ども

保育園に行きたくないと泣くのは、
子どもが安心できる場所を求めている証拠です。

ママの前で泣けるのは、
それだけで安心できる関係が築けているからこそ。

すぐに解決しなくても大丈夫です。

今日できる小さな関わりを積み重ねていくことで、子どもの気持ちは少しずつ変わってきます。

焦らなくて大丈夫。

少しずつ、少しずつでいいのです。

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この記事を書いた人

元幼稚園教諭・現役保育士。
2人の娘を育てる母として、
子育てを頑張るママたちへ。

子育ての困りごとや保育園での悩みについて、
「どうしてかな?」を大切にしながら、
家庭でもできるかかわり方をお伝えしています。

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