やっと保育園に慣れてきたと思っていたのに、
あと数カ月で年中組になるというのに、
「また振り出しに戻った気がする…」
そんなふうに、心も体もどっと疲れてしまうママ。
その気持ち、よくわかります。
でもね。
3歳の正月休みなどの長期明けに泣くのは、
決して珍しいことではありません。
むしろ、とても自然な姿なんです。
この記事では、
✅正月休み明けに行き渋る理由
✅休み後半(3日前)からできる準備
✅休み明け当日のかかわり方
について、保育士の視点からお伝えします。
「また泣いた…」と落ち込む正月明けにならないように。
少し先を見据えた対策で、ママの気持ちをラクにしていきましょう。
▶「月曜日・休み明け行き渋り」については、こちらで詳しく書いています。

正月休み明けに3歳が行き渋るのはなぜ?

先に、はっきりお伝えします。
3歳の子が、正月明けに
保育園を嫌がるのは「あるある」です。
決して、後戻りでも、甘えすぎでもありません。
では、なぜ正月明けは
特に行き渋りやすいのでしょうか。
保育現場で見られる理由を、お話ししますね。
生活リズムが大きく崩れやすい
年末年始は、大人もお休み。
その分、夏休み以上に生活リズムが崩れやすくなります。
ママもつい、
「明日も休みだし、まあいいか」
と、気持ちがゆるみますよね。
✅寝る時間・起きる時間が日によってバラバラ
✅寝かしつけを頑張らない日が増える
✅昼寝をしない日や、車でうたた寝の日が増える
くうそんな私も、毎日家族の誰より遅起きです(笑) 生活リズム狂いまくり~💦
さらに、
祖父母の家に行く機会も増え、
甘え放題・食べ放題のお正月モードに。
…楽しいですよね。
大人だって、切り替えるのが大変なんですから。
生活リズムが崩れたまま登園日を迎えると、
朝の不調や不機嫌につながりやすくなります。
安心基地にどっぷり浸かった反動
3歳の子にとって、家は「安心基地」です。
頑張らなくていい
自分のペースでいい
好きなだけ甘えられる
そりゃ~最高です。
子どもだって、「お休みさいこ~!」と
感じるんです。
そんな時間が長く続けば続くほど、
そこから再び「頑張る場所」に戻るのは、簡単ではありません。
自由な時間をたっぷり味わった分、
ルールのある集団生活に戻ることへ
強い不安を感じるのは、自然な反応です。
休み明けに「先生が怖いから保育園行かない」と言い出す理由について
▶こちらの記事で詳しくお話ししています。
「保育園モード」を忘れてしまう
正月休みが長くなると、
子どもの中で保育園モードが一度リセットされます。
✅先の見通しが持てない
✅園での一日の流れを思い出せない
✅「次はなにをするんだっけ?」がわからない
3歳は、まだ気持ちや不安をうまく言葉にできません。
そのため、
「行きたくない」気持ちを「泣く」ことで
不安を表現するのです。
正月休みは「終わり方」が一番大事


正月休み明けに、
泣かずに登園できるかどうかは…
実は「休み中」よりも
「休みの終わり方」で決まります。
楽しかったお正月から、
いきなり保育園生活に戻るのは、
3歳の子にとっては想像以上に大きな切り替え。
だからこそ!
休みが終わる前の準備がとても大切なのです。
休みが終わる3日前からできること
正月休みが終わる3日くらい前から、
少しずつ「保育園モード」に戻していきましょう。
いきなり完璧に戻す必要はありません。
こうして、
家の中に保育園の流れをすこしずつ取り入れることがポイントです。
「体」と「気持ち」の両方が整うと、
登園日の朝がぐっとラクになりますよ。
保育園を思い出す声かけを増やす
いきなり登園日を迎えると、
見通しが立てられない3歳は、不安でいっぱいになります。
だからこそ、休みの後半からは
保育園を思い出せる声かけを増やしましょう。
たとえば———
・「もうすぐ保育園始まるね」
・「○○先生、元気かな?」
・「最初のお給食、なにがでるんだろうね」
こうした声かけで、
子どもの中に少しずつ保育園のイメージを戻していきます。
「始まること」を突然知らせるのではなく、
一緒に思い出し、一緒に準備することが大切。
そうすることで、
子どももまた「頑張る場所に戻る準備」ができていきます。
▶「3歳の行きたくない=甘えじゃない」ことについては、こちらの記事で詳しく書いています。


正月休み明け当日の朝のかかわり方


正月休み明け当日は、
引き延ばさず、さらっと対応することが一番のポイントです。
ママが悩めば悩むほど、
子どもは「不安」を感じ取ってしまいます。
声かけは短く・前向きに
「久ぶりの保育園、今日はなにするかな?」
「お仕事終わったら、すぐ迎えに行くね」
「先生やお友達に会うの、楽しみだね」
声掛けのポイントはこの3つ。
✅見通しが立てられる
✅終わりがあることを伝える
✅楽しみがイメージできる
言葉をたくさんかける必要はありません。
短く、明るく、同じトーンで。
そして、送り出しは
短くスッと離れるのがコツです。
「休ませない場合の朝のかかわり方」については、こちらの記事で詳しく書いています。
▶休ませないと決めたときは?
泣いても焦らないのがコツ
3歳が正月休み明けに泣くのは、本当によくあることです。
それだけ、
お休みが安心で、楽しかったという証拠。
だから、
「泣いた=正月の過ごし方が失敗だった」
ではありません。
切り替えは、保育園に任せてOK。
保育士は、
「休み明けに泣く子」が多いことをわかっています。
園に着けば、驚くほど早く切り替えて
遊び始める子もたくさんいますよ。
どうしても泣き叫び、休ませるか迷うとき判断基準を、こちらの記事に詳しく書いています。
▶休ませるべき?と迷ったときの判断基準
まとめ|正月休み明けの行き渋りはリセットじゃない


正月休み明けに、
3歳の子が泣いて登園を嫌がるのは、
決して珍しいことではありません。
保育士は、すぐ切り替えられることを知っています。
なぜなら、これまでの慣れや成長がゼロに戻ったわけではないからです。
3歳の1月は、
年少児として3分の2の期間を過ごし、
もうすぐ年中児に進級するのを楽しみにしている時期でもあります。
だから、進級当初にあった「行き渋り」とは状態が全然違います。
ただ、長いお休みで「安心モード」にどっぷりつかっていた分、
切り替えに少し時間がかかっているだけなのです。
その時間を少しでも短くするために、
正月休みの「終わり方」を意識することで、
行き渋りはぐっと軽くすることができます。
ママがすることは、特別なことではありません。
✅少し早めに、保育園のことを思い出させる
✅生活リズムを、少しずつ園に近づける
✅当日は、安心して短く送り出す
それだけで、十分です。
そして何より、「ママが味方でいること」
それが、子どもにとって一番の支えになります。
泣いても大丈夫。
またすぐ、ちゃんと前に進めますよ。










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