毎日毎日、姉妹ゲンカ。
「どうしてそんなにぶるかるの?」と、イライラしながらも仲裁していたあの頃。
性格も、ペースも、考え方も真逆な2人に、私は何度ため息をついたかわかりません。
でも今、そんな日々を思い出すと、ちょっと懐かしくて、少し笑えてきます。
あの時の私に、こう言ってあげたい———
「大丈夫。そのケンカも、あとでブログのネタになるくらい”いい思い出”になるよ」って。
今回は、そんな我が家の姉妹の変化の記録。
同じように育児姉妹に悩むママの心が、少しでも軽くなりますように。
毎日ケンカ、性格の違いに悩み、ため息ばかりだったあの頃

わが家の姉妹は2つ違い。
小学生の頃は、ほんっっっっっっとに、毎日のようにケンカしていた2人でした。
「もう、一緒にいないで!!!」
何万回言ったかな・・・
うちの姉妹を軽く紹介させてください。
・お姉ちゃん———
幼稚園に行く前は、とても内気で、ママがいないと泣いていました。
子育てサロンなんて行っても、私から離れられず、ほとんどの時間を私のそばで過ごす子でした。
でも幼稚園に行き始めてから、だいぶ成長しました。友達との関わりも増えたことで、自信につながり、たくさんのことを意欲的にやろうという気持ちが育ち、強くなりました。
・妹ちゃん———
「人見知り」という辞書は、彼女の頭にはないのかってくらい、誰にでも話しかける。
思ったことは、すぐに口にし” 一度話せばみんな友達”と思っている子でした。
幼稚園に行き始めてからも、変わることなく、おちゃらけキャラの妹ちゃんは先生からも人気者。
(妹ちゃんの武勇伝、たくさんあるので、いつか記事にしたいw)
そんなわけで、タイプが全然違う2人。
ぶつからないわけがないんですよ。
姉は、準備をしっかりしてから始めたい。妹は、とにかくいますぐ始めたい。
それが一番多いケンカ勃発の理由だったと思います。
とにかく、お姉ちゃんが「やめてー!」とよく言い、
妹ちゃんが「ねぇねがやらせてくれない!」「ねぇねがダメっていう!」
男の子じゃないから、殴り合いのケンカにはならないけれど、とにかくうるさいのです。
最初は双方の話を聞き、仲裁したり解決策を提案したりしていました。
しかし、毎日に毎日同じようなことでケンカをするので、「ほんとにいい加減にして!」と結局は私がイライラしてしまう日々でした。
こんなにケンカするのに、学校の面談とかでは、姉妹共に褒めていただくことが多かったのです。
「誰とでも仲良くできるので、いろいろ頼らせてもらっています。」という先生からいただくありがたい言葉に、
じゃ~なんで、2人はぜんぜん仲良くできないんだよ!!
とさらにイライラしていたのを、よく覚えています。
あれ?なんか最近、ケンカ減ってきたかも?

お姉ちゃんが高学年になり、学級委員や行事の責任者などを担うようになった頃から、二人の関係が少しずつ変わってきました。
お姉ちゃんが表舞台に出てくる機会が増えたことで、妹ちゃんは、先生や同級生から姉のことを褒められることが多くなりました。
「なんでお姉ちゃんばっかり・・・」となってしまうかと心配もしましたが、
逆に妹ちゃんにとっては、”自慢の姉”となったのです。
それからは、妹ちゃんはなんでも姉に相談し、どうしたらお姉ちゃんのようになれるのかを模索してました。
妹ちゃんが中学に入る年。
中学3年で生徒会長をしていたお姉ちゃんが、入学式で在校生の代表として、歓迎の言葉を述べたのです。
そりゃ~たくさんの人から「あれ、あなたのお姉ちゃんだよね!すごいね。」と言ってもらえたそうで、とても嬉しかったと話してくれました。
妹ちゃんの中で、「ねぇねはいつもずるい!」という感情から、「お姉ちゃんみたいになりたい」への変化が起きてきたのを感じた頃。
私の中でも、「あれ?そういえば最近、この2人、ぜんぜんケンカしてないな。」と、ちょっと肩の力が抜けたの感覚がありました。
今だから笑える!我が家の”姉妹あるある”5選

2つ違いの姉妹。
姉妹といえど、一番近くにいるライバルのような存在だったのかもしれません。
周りの姉妹に聞いても、小さい頃から仲良しだった姉妹は、少ないように感じます。
そんな、わが家の姉妹あるある。
姉妹ママなら、わかる~~~となるやつ、きっとありますよね^^
1 どっちが先かで毎回バトル
歯磨き、テレビ、ゲーム…とにかく何でも「先にやる」が重要。
でも、一番モメるのが“どっちが先にママに見せるか”問題。
それに気づいていれば、「この間はお姉ちゃんから見たから、今回は妹ちゃんから。」の対応ができるんだよね。
でも、だいたいママの知らないところで問題は勃発しているのです。
だから、先に見た方を思いきっり褒めてちゃって。…そりゃもう大変ですよね。
知らぬうちに、もう一人を傷つけてしまったことに気付いた時の罪悪感、半端ないです。
2 「オソロ問題」にタンスパンパン問題
下の子は、お姉ちゃんがサイズアウトした服が山ほどあるんです。
でも、「ねぇねと同じがいい!」と言われることが多く、結局同じのを2枚買う。
お姉ちゃんがサイズアウトしたその同じ服を妹ちゃんはまた着るので、妹ちゃんだけが同じ服をずっと着ている感じになっちゃうんです。
そして、またお揃いを買い・・・妹ちゃんの分の服ばかりが増えているような気持になります。
もちろん、タンスもパンパンです。
3 妹、バラしがち。姉、うまく隠す。
お姉ちゃんは、ちょっといけないことをしても、それをうまく隠しています。
でも、うちの妹ちゃんは…全部しゃべる!!
そして、「だって、ねぇねもやってるもん!」のひと言で、私に怒られる以上に、ばらされた姉に怒られるというオチ。完全にカオス。(笑)
4 ”お姉ちゃん”の便利ワード化
「お姉ちゃんなんだから!」って叱られるのはイヤなのに、
「お姉ちゃんが先ね」「お姉ちゃんだから、大きい方ね」は、日常茶飯事。
“お姉ちゃん”って、都合よく使われがち。
5 その子のイメージ色決めちゃう問題
なんでも同じものを欲しがるからこそ、わかりやすく、
お姉ちゃんは「赤」
妹ちゃんは「青」
と決めてしまっていました。
しかし、こう決めてしまうことで、姉のたまにある「これは青がいい!」という発言で、ケンカの原因に。
その他にも、欲しいのに赤はあるけど青がないから買えない・・・とか、なかなか面倒なこともありました。
今は、姉妹揃って青系がだいすきです。
二人揃って、ペンケースの中は青だらけ~。
いまは、ほんとに仲良し。姉妹って、いいなぁと思える日々

高校2年と中学3年になった娘たち。
妹ちゃんは、お姉ちゃんに憧れて生徒会にも入りました。副会長に選ばれたのですが、「お姉ちゃんと同じにはなれなかった…」と悔しがる姿も、少しずつ自分らしさを見つける過程なのかな、と感じています。
進学校に行った姉に勉強を教わるのも楽しいようです。小学生から通っていた英語スクールを辞めました。そしてお姉ちゃんに1時間1000円で塾代を払い、”姉塾”に通っているのも、今のわが家ならではの光景です。
2人にとっての、いいコミュニケーション時間になっているように思います。
私は、保育士です。ピアノもそれなりに教えられますが、わが子に教えるとなるととてもイライラしてしまいます。なので、姉妹はピアノ教室に通わせていました。勉強も、何度も同じことを聞かれると「この間教えたよね?」となってしまうのです。
しかし、お姉ちゃんの教え方は、聞いてる私が感心するくらい上手なのです。妹の苦手な点をちゃんと理解し、そこをかみ砕いて教えてくれます。そして、それをちゃんと発展させてくれるのです。
ますます、妹ちゃんはお姉ちゃんが大好きになりました。
今では、一緒にTikTokを撮ったり、同じ文房具を買いに行ったり。
お姉ちゃんが中学に入ってからは、ケンカする姿を見たことがありません。
あんなにケンカばかりだったのに。
当時は毎日の悩みの種だったけれど、今となっては、あの頃がちょっと懐かしくさえ感じます。
私は、男兄弟しかいません。だからこそ、姉妹ってなんてめんどくさいの?!と思っていました。なんだけど、恋バナをしたり、同じものを買いにいったり———姉妹ならではの関係が、今はとてもうらやましく思います。
私も、”優しいお姉ちゃん”か”従順な妹ちゃん”、欲しかったな~。
姉妹ケンカに悩むママへ。今の大変さ、あとでネタになるかも~
小さい頃って、本当によくケンカするんですよね。
仲裁したり、解決策を提案したり、私なりにいろいろ試してみたけど…
いやもう、とはいえ、残念ながらほとんど成功したことなんてない!
結局は”怒るかどうするかの我慢比べ”で、私はほとんど負けていました(笑)。
保育士だってそんなもんですから!子育てと保育は全然違いますからね~(※詳しくは▶こちらの記事をチェック!)
「これをすればケンカがゼロになる!」という奇跡のレシピはないんです。ごめんね。
だけど、ほんっっっっっっとに毎日のようにケンカしていたあの頃が、懐かしくさえ思えるくらいになったのです。
結局は、姉妹それぞれの成長が大きいのかな、と思います。
ただ一つ、私が続けてきたのは、
・片方だけを褒めずに
・姉の良さを妹に、妹の良さを姉に伝える
ことだけ。
これがどれだけ効いたかはわからないけれど、きっと少しは届いていたはず。
いま姉妹ケンカにイライラして自己嫌悪中のママさん、安心して。
あれ?最近ケンカ減ったかも…って日が、きっと来ますから。
そして何より、大ケンカエピソードは書き留めておいて。最高の宝物です!
いつか、キラキラした大事な”育児ネタ”になりますよ~。
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