毎日毎日、姉妹ゲンカ…
ノイローゼになりそう…。
そう思っていた時期がありました。
毎日の姉妹喧嘩が、いつまで続くのか気になりますよね?
結論を言うと、
成長とともに減ってきます。
もちろん個人差がありますので、
明確に「いつまで」とはお伝え出来ません。
しかし、私と同じように姉妹育児で悩んでいるママのために、
・わが家の姉妹の変化の記録
・親の対応の仕方
を綴ります!
くぅこんにちは!
現役保育士ママのくぅです。
「どうして、そんなに喧嘩するの?」と、
イライラしながらも仲裁していた、あの頃。
性格も、ペースも、考え方も真逆な2人に、
何度うんざりしたかわかりません。
でも今、そんな日々を思い出すと、ちょっと懐かしくて、少し笑えてきます。
あの時の私に、こう言ってあげたい———
「大丈夫。その姉妹喧嘩も、あとでネタになるくらい”いい思い出”になるよ」って。
姉妹喧嘩にうんざり…2歳差の性格が全く違う二人について


わが家の姉妹は2歳差です。
小学生の頃は、ほんっっっっっっとに、毎日のように喧嘩していた2人でした。
「もう、二人は一緒にいないで!!!」
何万回言ったかな…。
うちの2歳差の姉妹を簡単に紹介します。
お姉ちゃん———
幼稚園に行く前は、とても内気で、ママがいないと泣いていました。
子育てサロンなんて行っても、私から離れられず、ほとんどの時間を私のそばで過ごす子でした。
妹ちゃん———
「人見知り」という辞書は、彼女の頭にはないのかってくらい、誰にでも話しかけます。
思ったことはすぐに口にして、一度話せばみんな友達と思っている子でした。
タイプが全然違う2人なので、ぶつからないわけがないんですよ。
遊ぶのにも、
姉は、準備をしっかりしてから始めたい。
妹は、とにかくいますぐ始めたい。
これが一番多い姉妹喧嘩勃発の理由でした。
とにかく、
お姉ちゃんが「やめてー!」とよく言い、
妹ちゃんが「ねぇねがやらせてくれない!」と叫ぶ。
男の子じゃないから、殴り合いの喧嘩にはならないけれど、とにかくうるさいのです。
最初は、保育士の経験を活かし、双方の話を聞き、仲裁したり解決策を提案したりしていました。
しかし、毎日に毎日同じようなことで喧嘩をするので…
「ほんとにいい加減にして!」
と結局は、保育士モードを打ち破り、
私がイライラしてしまう日々でした(笑)
こんなに姉妹喧嘩するのに、学校の面談とかでは、姉妹共に褒めていただくことが多かったのです。
「誰とでも仲良くできるので、いろいろ頼らせてもらっています。」という先生からいただくありがたい言葉に…



じゃ~なんで、2人はぜんぜん仲良くできないんだよ!!
とさらにイライラしていたのを、よく覚えています。
姉妹喧嘩はいつまで続く?「気持ちの言語化」と「感情コントロール」ができたら解決!
親の対応としては、姉妹喧嘩を仲裁したり、解決策を提案したり、いろいろ試してみたけど…
残念ながら、
ほとんど成功したことはありません!!
結局は『怒るかどうするかの我慢比べ』です。
(私はほとんど負けていました…)



保育士だって、そんなもんですから!
「これをすればケンカがゼロになる!」という奇跡のレシピはないんです(ごめんね)。
だけど、いつからか
ほんっっっっっっとに毎日のようにケンカしていて、ノイローゼになりかけていたあの頃が、懐かしくさえ思えるくらいになったのです。
結局は、姉妹それぞれが成長することで
姉妹喧嘩はなくなります。
姉妹喧嘩になってしまうのは、幼さゆえに
「意志の伝達力(気持ちの言語化)」と
「感情のコントロール」が
うまくできないからなのです。
これは、どの子にもある成長過程の一つです。
友達との関わりの中でも通る壁の一つです。



友達とトラブルが増えるのも
これが原因なことが多いんです
この二つができるようになると、姉妹喧嘩はなくなります。
だから、親ができることは、いつでも
相手の気持ちになって考えられるよう導くこと。
自分の気持ちばかりを押しつけるのではなく、相手にも自分とは違う気持ちがあるということを、わからなくても言い続けてください。



わからなくても言い続けることが大事!
何度も言われることで、意識するようになります。
そして、自分の気持ちを言うのではなく、
「伝える」ということを教えてあげましょう。
相手の立場になって考えられるようになり、相手の嫌がることをしない子に成長していきますよ。
これが「気持ちの言語化」と「感情コントロール」の基盤です。
いつまでも続く姉妹喧嘩の時の親の対応は?
姉妹喧嘩が毎日発動している中、私が続けてきた親の対応は、たったふたつです。
・片方だけを褒めずに
・姉の良さを妹に、妹の良さを姉に伝える
姉妹喧嘩の時に、親は
「叱る」か「放っておく」が基本です。
「明らかに意地悪をしている」
「嘘をついている」
「怪我する危険がある」
これらの時は、しっかり叱りましょう。



それ以外は、放っておく!(なかなか難しいんだけどね…)
意地悪が原因じゃない姉妹喧嘩ならば、
「成長の過程だ!」と思って
ドーンと構えましょう!
放っておいたあとは、個々に話せるタイミングで、相手の気持ちがわかるように伝えましょう。
そうすることで、
「そっか、お姉ちゃん(妹ちゃん)は、そう思ってたんだな。」
と気付ける子に育っていきます。



決して本人の気持ちを否定せずに、伝えることが大事です!
姉妹喧嘩ばかりでうんざりしたけど、今は仲良し姉妹
お姉ちゃんが、小学校高学年になった頃から、だんだんと姉妹喧嘩は減りました。
そして、お姉ちゃんが中学に入ってからは、
姉妹喧嘩する二人を見たことがありません。
毎日のように姉妹喧嘩していた時は、
本当に悩みの種だったけれど、
今となっては懐かしくさえ感じます。
あの頃は、
この2人、永遠に姉妹喧嘩をしているのではないか…うるさい…
と、ゴールの見えないマラソンを走らされている気分でした。



あの頃の私に、「もう少ししたら姉妹喧嘩しなくなるから、今だけ頑張って!」って伝えてあげたい!
私には、男兄弟しかいないので、
姉妹ってなんてめんどくさいの?!
って、いつも思っていました。
でも、恋バナをしたり、一緒に買い物に行ったり、TikTokを一緒に撮ったり———
姉妹ならではの関係が、今はとてもうらやましいです。
今だから笑える!我が家の”姉妹喧嘩あるある”5選


2歳差の姉妹。
姉妹とはいえ、お互いが一番近くにいるライバルなのでしょう。
そんな、わが家の姉妹喧嘩あるある。



姉妹ママなら、きっと「わかる~!」が絶対あるはず。
姉妹喧嘩あるある① どっちが先か問題
歯磨き、テレビ、ゲーム…とにかく何でも「先にやる」が重要。
でも、一番モメるのが“どっちが先にママに見せるか”問題。
だいたいママの知らないところで問題は勃発しているから、なお厄介。
だから、先に見た方を思いきっり褒めてちゃって。…そりゃもう大変です。
「ずるい~!!!」
の言葉が飛び交います…。
姉妹喧嘩あるある②「オソロ問題」にタンスパンパン問題
下の子は、お姉ちゃんがサイズアウトした服が山ほどあります。
でも、「お姉ちゃんと同じがいい!」と言われ、結局同じものを2枚買う。
お姉ちゃんがサイズアウトした服をまた着るので、妹ちゃんだけが同じ服をずっと着ている感じになっちゃう。
そして、またお揃いを買い・・・妹ちゃんの分の服ばかりが増えているような気持になります。
もちろん、タンスもパンパンです。



「同じの買って!」の姉妹喧嘩を回避するには…仕方ないんですけどね。
姉妹喧嘩あるある③ 妹、バラしがち。姉、うまく隠す。
お姉ちゃんは、ちょっといけないことをしても、それをうまく隠しています。
でも、うちの妹ちゃんは…全部しゃべる!!
そして、「だって、お姉ちゃんもやってるもん!」のひと言で、私に怒られる以上に、ばらされた姉に怒られるというオチ。
はい、姉妹喧嘩のゴングが鳴る。
完全にカオス(笑)。
姉妹喧嘩あるある④ 「お姉ちゃん」の便利ワード化
「お姉ちゃんなんだから!」って叱られるのはイヤなのに…
「お姉ちゃんが先ね」「お姉ちゃんだから、大きい方ね」は、日常茶飯事。
お姉ちゃんって、都合よく使われがち。
「お姉ちゃんずるい!」と妹ちゃんの怒り勃発。でもこれが次女の宿命…どんま~い。
姉妹喧嘩あるある⑤ イメージ色決めちゃう問題
なんでも同じものを欲しがるからこそ、わかりやすく、
お姉ちゃんは「赤」
妹ちゃんは「青」
と決めてしまっていました。
しかし、こう決めてしまうことで、姉のたまにある「これは青がいい!」という発言で姉妹喧嘩に。
その他にも、欲しいのに赤はあるけど青がないから買えない…とか、なかなか面倒なこともありました。
いつまでも続くと思っていた姉妹喧嘩が減ってきた瞬間


お姉ちゃんが小学校高学年になり、学級委員や行事の責任者などを担うようになった頃から、二人の関係が少しずつ変わってきました。
学校で褒められることが多くなったお姉ちゃんが、妹ちゃんにとっては、『自慢の姉』となったのです。
妹ちゃんが中学に入る年。
最高学年として生徒会長をしていたお姉ちゃんが、入学式で在校生の代表として、歓迎の言葉を述べました。
妹ちゃんは、
「あれ、あなたのお姉ちゃんだよね!すごいね。」とたくさんの人に言ってもらったそうで、
すごく嬉しかったと大興奮。
妹ちゃんの中で、「ねぇねはいつもずるい!」から、「お姉ちゃんみたいになりたい」という思いの変化が起きました。
私の中でも、
「あれ?そういえば最近、この2人、ぜんぜん喧嘩してないな。」
と、ちょっと肩の力が抜けた感覚がありました。
姉妹喧嘩が噓のよう…今では高め合える関係へ


高校2年と中学3年になった娘たち。
妹ちゃんは、お姉ちゃんに憧れて生徒会にも入りました。
副会長に選ばれたのですが、
「お姉ちゃんと同じにはなれなかった…」と
悔しがる姿も、少しずつ自分らしさを見つける過程なのかな、と感じています。
姉に勉強を教わるのも楽しいようです。
小学生から通っていた英語スクールを辞めて、
姉塾を開講し、妹ちゃんは入塾ました(笑)。
これが、今のわが家ならではの光景です。



姉塾は1時間1000円です。次女は賢くなり、長女は小遣いになる。そして、ママは塾代より安い!いいことだらけ~
2人にとっては、いいコミュニケーションの時間になっています。
天真爛漫な妹ちゃんに、自分だけじゃ味わえない刺激を感じさせてもらい、楽しそうなお姉ちゃん。
そして、賢いお姉ちゃんに影響され、学ぶことの楽しさを教えてもらっている妹ちゃん。
全くタイプの違う二人は、お互いに刺激を受け、高め合えるいい関係になりました。



姉妹喧嘩ばかりしていた動画、撮っておけばよかったな~。
今の2人に見せてあげたい!
姉妹喧嘩に悩むママへ
小さい頃って、本当によく喧嘩するんですよね。
私も、悩みすぎて、本当にノイローゼになるかと思いました。
これが永遠に続くのか…と思っていたあの頃。
2人しか兄弟がいないのに、仲良くできないなんて、親としては辛すぎるとさえ感じていました。
それでも、私は片方だけの味方ではなく、どちらの思いもちゃんとわかっていることをしっかりと伝え続けました。
成長とともに自分の気持ちを言葉にしたり、感情をコントロールできるようになれば、きっと姉妹喧嘩は落ち着いてきます。
姉妹喧嘩は、決してママのせいではないので、悩みすぎるのはやめましょう。
危なくなければ、見て見ぬふりをしましょう。それが、ママの気持ちを無理させない得策です!
いつか、ふとしたきっかけから、仲良くなる日がきます。
「いつも喧嘩してたな~」と笑い話にできる日まで、無理せず見守りましょう。
娘たちと、過去を笑って話せる日が、楽しみですね。



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